人を使い捨てにした結果、基幹システム再構築が困難になる | R35GTR乗りのオジサンのブログ

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無謀にも40代で転職に挑戦し、誤ってオカシナ会社のIT戦略部門長に。その後はフツウの会社のIT事業部に転職しました。管理職と技術者と若手教育とか企画から収益化までなんでもやっています。車、仕事、日常生活、いろいろ記事にしてきます。

グリコをはじめとして、大手企業の基幹システムの更新作業が難航しているようです。私も似たような事例をいくつか見たことがあったり、実際に開発にかかわったこともあります。

 

基幹システムの開発には、社内の業務を深く知っている生き字引みたいな人が必要です

ですが、労務費削減のために人を使い捨てにして、長期間働いてくれる人が辞めてしまった企業では、基幹システムの開発が困難になります。

 

後になって、いくら高い年俸でIT人材を中途採用しても、古くから自社の業務についての深い理解がある人がいないと、設計自体ができないので、開発の進行が困難となります。

 

生産管理、販売管理、在庫管理、財務・会計システム等々。これらは自社の業務内容、独自の習慣などをよく知ってないと、設計書すら作れないのです

 

企業側は、今一度、長く働いてもらうということを考え直した方が良いでしょう。はい。

 

画像は週刊ダイヤモンドさんの 9.20号より