さて、撮影も一段落して、執筆も少し猶予が生まれたので、新刊の説明をさせていただきます。

 

著者の意図を、しっかりと読者や先生方に伝えようとするならば、類書との最大の違いは、『体系性』、これにつきます。

 

もちろん、演習を積み重ねていくことで力をつけることを否定はしません。しかし、「習うより慣れろ」の最大の欠点とは、効率性、スピードに問題があること、抜け漏れが出てくること、そして学習者自体に、整理して体系化する力を依存してしまう点です。

 

一方で、『読解のための英文法 難関大編』は、難関大で出題される構文知識を「体系化」することにこだわりました。これにより、効率性を最大限に高めて、最速で学習して、抜け漏れがなくなります。

 

紫の本と、この難関大編で、最難関大学に至るまでの構文把握力に関しては、ほぼ完璧にカバーしていますので、受験生や指導者の皆様は安心してください。

 

「ほぼ完璧に」と言ったのは、あえて省いた知識もあります。そうした知識を売りにしている参考書やテキストを売りにする予備校があるのも知ってはいますが、やはり10年に1度しか出ていないものを、生徒に教えるのは、無駄と言わざるを得ません。

 

本書の完成に、5年の歳月を要しましたので、その歳月のおかげで、やはり出題頻度が極端に低い知識を省くことに成功しました。

 

ちなみに、本書を見ていただけるとわかるように、同志社大、中央大、成蹊大、日本女子大、学習院大、青山学院大、津田塾大、法政大、関西学院大などの出典が多いので、難関私大の志望なら、合格への強力な後押しとなります。

 

もちろん、大阪大、北大、京大、東北大、東大などの出典も多いので、国公立志望の方も、お任せください。本書をボロボロになるくらいにやりこんでくれたら、志望校をぐっと引き寄せる一冊になることをお約束します。