いよいよ今日から10月です。

 

一度リセットして、心機一転新しい月をスタートしましょう。

 

10月13日に発売の『すぐわかる英文法』の最大の特徴の一つに、【五文型の壁を突破した】という点があります。

 

従来まで五文型は意味がない、なんだか記号を振っても、全然英語ができるようにならないなどの批判がありました。

 

僕が思う五文型の最大の欠点とは、すべての英語の文を5種類の文に体系化できるという割には、ある領域に、五文型の体系化がまったく役に立たない世界が存在することでした。

 

五文型の盲点ともいえるその領域は、例えばI am afraid of dogs.という文と、The heavy snow prevented us from going on a trip.という文にあります。

 

前者は無理やり文型に当てはめると、第2文型に相当します。しかし、of dogsを文の要素にあてはまらない修飾語とみなしていいのでしょうか。お分かりの通り、I am afraidだけでは、「何が怖いのか」という肝心のメッセージが伝わりません。

 

そうではなくて、この文はam afraid ofを1語の動詞とみなすことが、読む際にも話す際にも重要になります。このような文は非常に多く、be 形容詞 前置詞型として、本書ではまとめました。

 

続いて、The heavy snow prevented us from going on a trip.も、従来の文型では第3文型とされます。しかし、この文もThe heavy snow prevented usだけでは、「何が妨げられたか」がわからず、意味のない体系化となってしまいます。

 

この文の正しい理解には、第3文型などという体系化ではなくて、prevent O from doing「Oが~するのを妨げる」という型でとらえることが、読む際にも話す際にも、書く際にも重要なのです。

 

よって、この手の動詞は非常に多いので、第3文型という分類ではなくて、SV A 前置詞 B型として、体系化していきます。

 

文法の総合書としては、はじめて五文型の壁を突破して、文型学習を真に意味あるものにできたのではと自負しています。本書の発売をお楽しみに。