大和ミュージアムと、山崎貴監督 | アメリカの空から日本へ 第2の人生を始めます!

アメリカの空から日本へ 第2の人生を始めます!

12年半のアメリカ生活を終え、2021年3月、日本に本帰国しました。NYC、ヒューストン、サンノゼ、シアトルと転勤を繰返した夫とともに、全米を旅した日々はかけがえのない宝物。これから日本で始まる第2の人生とアメリカの思い出を綴っていきます。

呉市の大和ミュージアムに行ってきました。

正式名称は「呉市海事歴史科学館」。

呉が生んだ世界最大の戦艦大和を核に、明治以降の日本の近代化の歴史、軍事力の強化とともに発展した産業技術、呉の礎となった造船技術などが、分かりやすく紹介されています。

 

特別展があるたびに、訪問しています。開催中の特別展は「映画監督 山崎貴の世界~映画で描かれた戦争とVFX」

「永遠の0」「アルキメデスの大戦」など戦争を背景にした作品を多く作っている山崎貴監督のメッセージや、映画製作で使用された軍艦の模型やデザイン画などが展示されています。

山崎貴監督のファンは必見!

 

映画「永遠の0」の撮影で使用された零戦のコックピット。とても精巧に作られています。

 

映画「アルキメデスの大戦」で使われた戦艦の模型。図面も展示されています。

 

映画「ALWAYS三丁目の夕日」の街並みを再現したミニチュア。かなり細かい!

 

山崎貴監督といえば、2023年大ヒットした「ゴジラ-1.0」が記憶に新しい。ストーリーもVFXもすごかったなあ。

戦後直後の、破壊されつくした東京の焼け跡、バラックのミニチュアなどが再現されています。空の美しさが、目に痛い。

ゴジラの立像は、2.5メートルの迫力!映画に登場するゴジラの約1/25サイズだそうです。

手を触れるなのサインは、ゴジラの手。

 

会場には、山崎貴監督のインタビューVTRがありました。日本の戦艦では、赤城、高雄、雪風が好きだが、いちばん魅力的を感じるのは、大和だそうです。

「大和は当時最先端の技術と機能美を備えた、世界最大の戦艦。しかし明らかに、時代が求めているものではなかった。それでも創り出して、大事にしているうちに活躍の場がなかったことに、切なさや悲劇性を感じる。

大和という名まえからして、日本そのもののような存在」

 

戦争関連の作品が多い山崎貴監督は、その時代の空気感がどういうものだったのかを再現したい、いつか原爆を扱う作品を作りたいという思いがあるそうです。

特別展は2024年11月24日まで開催されています。

 

2005年の開館以降、呉市に歴史的な観光資源がたくさんあることを再発見させてくれた、大和ミュージアム。

2025年2月から1年余り、リニューアル工事のため休館するとのこと。パワーアップして戻ってきてくれることを期待しています!

また来るね目がハート