追悼オムライス | アメリカの空から日本へ 第2の人生を始めます!

アメリカの空から日本へ 第2の人生を始めます!

12年半のアメリカ生活を終え、2021年3月、日本に本帰国しました。NYC、ヒューストン、サンノゼ、シアトルと転勤を繰返した夫とともに、全米を旅した日々はかけがえのない宝物。これから日本で始まる第2の人生とアメリカの思い出を綴っていきます。

日曜日のランチは、老舗の洋食屋さん「広亭タナカ」に行ってきました。

住宅街の一角にある、花に囲まれたエントランスが美しい。

店内はテーブルそれぞれに違う花が飾られ、上品で家庭的で、落ち着ける雰囲気です。

 

ランチメニューはスープ、ライス、デザートかドリンク付き。

最初に出されるトマトとジャガイモのスープは、毎日時間をかけてていねいにつくられています。

 

旦那さんとお兄さんは、ポークカツを注文。外側はさくっと、中のお肉はやわらかく、とてもおいしい。

自慢のデミグラスソースはあっさりめ、もちろん手作り。

 

デザートのバニラプリン、かわいい!絶妙の固さ、そしてやさしい甘さでした。

 

お義姉さんと私は、オムライス。具はプリッとした海老がはいっていて、家庭的な感じだけどさすがプロの味、絶妙の味加減。

どの料理も、家族経営らしい温かみがあります。

うちの母にも、食べさせてあげたかったな。

これは「追悼オムライス」。

この日は、5月に亡くなった母の納骨日でした。オムライスを食べて納骨に臨みましょう、というのは、お義姉さんのアイディアでした。

 

オムライスが大好きで、一緒に外食に出かけるときは、何としてでもオムライスを選んでいた母。

最後に食事したときも、デミグラスソースたっぷりの大きめオムライスを完食していたっけ。

おかげで私は「オムライスがメニューにある店」にすっかり詳しくなりました。

これからもオムライスを見るたびに、母のことを思い出すでしょう。

七夕の日に、父と同じお墓に入った母。これからも天国で、夫婦で仲良くね。