ニューヨーク州都、オールバニを観光 | アメリカの空から日本へ 第2の人生を始めます!

アメリカの空から日本へ 第2の人生を始めます!

12年半のアメリカ生活を終え、2021年3月、日本に本帰国しました。NYC、ヒューストン、サンノゼ、シアトルと転勤を繰返した夫とともに、全米を旅した日々はかけがえのない宝物。これから日本で始まる第2の人生とアメリカの思い出を綴っていきます。

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ニューヨークの州都はAlbany(オールバニ)。マンハッタンからハドソン川に沿って北へ約230km、車で3時間くらいで行けます。

 

その道中には壮大な自然公園やワイナリーなど見所があり、これまでいろいろ観光に出かけていたのですが、オールバニは遠いわりには何もないという印象がありました。アメリカには寂れた州都も多く、実は我がニュージャージー州都のトレントンも、それはそれは残念な感じなのです。。

でもオールバニは観光スポットがいろいろあって、とっても楽しい場所でした!

 

象徴的な建物は、やっぱりNY State Capitol(ニューヨーク州会議事堂)、32年もの歳月をかけて、1899年完成。

 

ロマネスク調とルネサンス調が混合した建築様式だそうで、まるで中世ヨーロッパのお城のような美しさです。

 

周辺には州の政治中枢を担う建物が威風堂々と立ち並び、州都の貫禄十分です。

 

オールバニでいちばんの観光資源は、NY State Museum(ニューヨーク州立博物館)でしょう。

じっくり2時間はかけて鑑賞したい充実した展示内容で、しかも入場無料!

 

州の歴史を学んだり、動物や岩石のコレクションを見たり、ここに来ると、マンハッタンは広大なニューヨーク州のほんの一部なんだな、と感じます。

印象的だったのは、ニューヨーク州北部に広がるThe Adirondacks(アディロンダック山地)の展示。

現在Adirondack Parkとして自然保護されているエリアには、グランドキャニオン、イエローストーンなど4つの国立公園をあわせたよりも広大な大地が広がっています。

この地にはかつて、オオカミやエルクなどが生息していましたが、絶滅。Passenger Pigeon(リョコウバト)という鳥は、かつて50億羽もいたというのに、害鳥と見なされて大量捕獲された結果、これも絶滅。

自然界で人間が残した負の遺産を感じずにはいられません。

 

2015年ブロードウェイのミュージカル「ハミルトン」が大ヒットしてから訪問客が増加しているのが、Schuyler Mansion(スカイラー邸)。

アメリカ合衆国建国の父の一人で10ドル札にも描かれているアレクサンダー・ハミルトンは、この家でエリザベス・スカイラーと結婚式をあげました。

 

スカイラー家は、パワーのある黄色が好きだったようです。

 

オールバニの顔とも言える街角アートは、Nipperという名の犬。

倉庫街の屋上から街を見下ろしています。

そう、日本では日本ビクターが、北米ではRCAが商標として使ったワンコ。Nipperは、19世紀のイギリスに実在した犬で、蓄音機に耳を傾ける姿が絵に描かれて有名になりました。愛らしい!

(実際には、訪問客を噛もうとするクセがあったから、Nipperと名付けられたそうですけどね。)

 

魅力的なレストランもいろいろ見つけたし、オールバニの魅力は書ききれません。ニューヨークの州都は、観光が楽しい街でした。