子供が産まれると、その地区の保健師さんが各家庭を訪問し、赤ちゃんとお母さんの様子を見に来てくれます。


私も同様で、第一子が生まれてすぐに、訪ねて来てくださいました。


初めての育児大変ですか?

何か心配事はありますか?

ミルクは飲んでますか?

夜は寝れてる?


という具合に沢山の質問を投げかけてくれます。

それでお母さんと赤ちゃんの様子に問題ないか、確認してくれるんですよね。


その質問のひとつに、今したい事はなんですか?


と聞かれ、すかさず 


茶道です!


と言いました。


初の育児で茶道のことなど忘れていたはずなのに、何故その時言ったのか分からないのですが。


すると保健師さんが、


自分も茶道を習ってるので、良ければ紹介します。

ご一緒にいかが?


と。


それが初めての茶道教室でした。


当時は夫の仕事が大変忙しく、

それでも月1回2時間は、寝てない中でも子供をきちんと預かってくれて

茶道教室行っておいで。と言ってくれました。


その時の私にとっては唯一子供から離れて1人になれる時間。

日常とは切り離された空間は癒しそのものでした。


教室への行き道は、前回先生に教えて頂いたことが記憶に薄いな、と気が重いのですが、集中し緊張感を味わった後の帰り道の爽快感と言ったら全身甦るような感じです。



全ての物事にはタイミングがあると思います。


どんなに願っても、叶わない時もある。

そういう時は抗わず、ただひたすらに

目の前の事を精一杯やる。


その中で、願い続けていれば、

自然とあたたかいご縁に結ばれるものだから。


それは、この後まさかの先生を変える事になるのですが、

それにもつくづく当てはまる事だと思いました。