骨折とは、骨が折れたり砕けたり、ヒビが入った状態。

 

 

単純骨折と複雑骨折

 

折れた断面が複雑だったり、粉砕していたら複雑骨折だと思っていたのですが、違いました。

 

 

複雑骨折とは別名「開放性骨折」という。

 

 

骨折と同時に軟部組織が損傷し、皮膚が破れて骨折部が露出したものを指すそうです。

 

 

なので、体内に骨が止まっている骨折は単純骨折、別名、閉鎖骨折(皮下骨折)と言います。

 

 

骨折色々

 

骨折部分の形状から、横骨折、斜め骨折、螺旋骨折、二重骨折、粉砕骨折などがある。

 

ヒビは不全骨折

 

母の場合、皮下骨折で粉砕骨折だったというのが正解に思う。

 

 

 

治癒期間

 

骨は大体3ヶ月から半年でくっついて治る。

 

幼少期から学童期くらいは早く1~2週間くらいで骨がくっつきはじめる。

 

 

骨折の修復過程

 

炎症期

折れた骨から出血(血腫)し、骨周辺で凝血塊(ドロっとした血の塊?)になる。

 

大腿骨だと500mlから100mLも出血する。

 

壊れた細胞や細菌に対して白血球が働く。

 

修復期

 

折れた骨の中の未分化間葉系細胞や、マクロファージが大量に骨の周りに集まって、骨を再構築しようとする。

 

しかもただ折れたところをくっつけるだけではなくて、折れた周辺の骨まで作り変えるように働く。

 

凝血塊が肉芽組織に変化し、さらに繊維性の仮の骨ができる。

 

次第に骨化がすすんでしっかりした骨になっていく。

 

 

リモデリング期

骨がくっついた後に一年くらいかけて、元の形状になっていく。

 

 

難治性骨折

 

治療にも関わらず骨がくっつかない骨折のこと。

 

重症の骨折や大きい骨の部位に起こりやすい。

 

解放性骨折の場合、細菌が感染し骨髄炎となり、感染性偽関節という状態になることがある。

 

超音波治療、マスカレ法、炭酸ガスという治療法がある。

 

曲がったり、短くなったり、ねじれたりした状態で治癒してしまうことは変形治癒という。

 

 

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手術後1週間で点滴による痛み止めが終了になり、今後は飲み薬とアイシングがメインになるらしい。

 

私は冷やすことで治癒が遅くなるのではという思いからアイシングが引っかかるけど、打撲や捻挫ではなく骨折なので対処も違うのだろう。

 

万が一、今の治療がうまくいかない場合、人工関節に手術し直すとのこと。

 

人工関節というものの、素材は金属、プラスティックなどが一般的なようです。

 

昔、シルクを加工して再生医療に利用する記事を読みました。

 

人体に親和性が高く、眼内レンズにも利用できるそうで、なんか良さそうだけど、実用化はまだまだなんだろうな。