<レンタル品の紹介と導入>
亡くなった私の父の介護を通して、ケアマネ不要論の象徴のようなことがありました。
自宅で看取りを控えた私の父。車いすには乗れましたが、ほぼ寝たきり。
ベッド上で何かをすると、体がベッドの下の方へずれて行ってしまいます。そのため、引きずってベッド上部に戻しますが、エアーマットの上を引きずると体が痛いとのこと。
そんな中、レンタル業者さんが既に借りているレンタル品の点検に来た際に、何気なくそのことを話すと、体の下に敷くとベッド上を楽に引きずることができる、特殊な布のレンタル品を紹介してくれました。
確かにその特殊布を体の下に入れると、ベッド上を軽く楽に引きずることができ、父も「いいね」というほどでした。
さぁ、ここで、私と父は、レンタル業者さんとの間で、サービス内容の追加で、見事な介護負担の軽減を実現しましたが、・・・・・。
さて、ここでケアマネさんのすることって、一体何でしょう?
実は、利用者と事業者の決めたサービス内容の理由づけたるプランというゴミになる書類を作るのみ。
レンタル業者から連絡をもらったケアマネさん。ゆがんだ表情で訪問してきて、作成したプランの受領印たる印鑑をもらって帰っていきましたが・・・。
その後ろ姿を見送った父・・・。近い将来、死を迎える自身と比較して、その悲哀さに同情していました。
「白澤政和くん、君はなぜ、こんな意味のない職種を考え出したのかね」
現場を何も知らない大学の先生が、人々をどれだけ苦しめているのか?「白澤くん、大いに反省したまえ」