東北電力女川原子力発電所は、東日本大震災の際、原子炉は安全に自動停止し、女川原発周辺住民を女川原子力発電所内に避難所として受け入れました。福島第一原発とは、"天と地ほどの違い"です。 


 女川原発は、地震によって破損した箇所を修理すれば、すぐにでも、再稼働して良い原子力発電所でした。

 にもかかわらず、いまだに再稼働できておらず、現在も再稼働に反対する人達が居るとのことです。

 一体、誰が再稼働に反対しているのでしょうか?


 ところで、女川原子力発電所は福島第一原子力発電所よりも高い津波に襲われましたが、地震による一部施設の破損はあったものの安全に自動停止しました。その要因は、女川原子力発電所が計画着工される段階で、当時の東北電力の副社長が、過去に同地域を襲った津波の実績を考慮し、関係者の反対を押し切って、現在の海抜が高い場所に設置を決定したからです。

 一方、福島第一原子力発電所は、非常用電源となるディーゼル発電機を、建設コスト削減を優先したためでしょう、原子炉建屋より海側の海抜の低い場所に設置しました。

 その結果、津波により、その非常用電源が失われてあの大惨事を招いたわけです。


 あの福島第一原発が計画着工された時の東京電力の社長は3代目に当たります。経歴を調べてみると、東京商科大学高等商業科卒だそうですから、商業優先(出来るだけ安く作ろう)になったのは自然なのでしょうか。

 そして、その3代目社長は勲一等瑞宝章を受賞しています。日本国民に多大な損害を与えたこの人の勲章は褫奪(ちだつ)されないのでしょうか?池袋でプリウスの暴走事故を起こし、"アクセルとブレーキを踏み間違えた"と認めなかった元院長は、勲章を褫奪されたそうです。


 企業のトップの判断によって、これほどの違いが後世に発生しました。非常用ディーゼル発電機を原子炉建屋の反対の山側に設置していたなら、あの大惨事は起こらなかったでしょう。

 また、当時の総理大臣が、日本中の原発をすべて止めるなどと言う判断をしなければ、我々国民は、電気料金の値上げに窮することもなかったでしょう。

 東電の3代目社長も、当時の総理大臣も血族が朝鮮半島に縁がある人達だったようです。

 そしてなぜか、韓国の国会議員団が福島第一原発の処理(トリチウム)水の海洋放出に反対の立場で活動しているようです。



 参考; 各国の原子力発電施設から海洋排出されるトリチウム水の濃度