"アルキメデスの大戦"という映画が封切られた当初から見たいと思っていたのですが、何せ、年金生活者、近くの映画館のレイトショーでも1200円です。何れ、テレビで放送するだろうと思っていました。Amazon プライムで無料の映画を見ようと思い、ホーム画面を見ていると、"アルキメデスの大戦"が400円で見れることがわかりました。映画館で観るよりも800円安いので見ることにしました。
 映画の内容は、なかなかで、あまり金をかけずに作られた、いい映画だったのではないでしょうか。
 東大数学科で、百年に一人の天才と言われた元学生の少佐が、軍部の大艦巨砲主義を信奉する戦艦大和建造推進派の、安過ぎる見積もりを暴くというシーンは、難しい数学の問題が解けた時のような爽快感がありました。
 ところで、大学の教養課程の数学のレベルですが、決して高校時代の数学の成績が悪かったわけではない私が、ほとんど理解できませんでした。数年前のことですが、大学の教養課程の数学を理解できるのは、東大生の中でも10%だという話を聞いて納得し、安心しました。
 高校と大学の数学のレベルの差、これは高校の数学のレベルを、もう少し上げる事で埋めたほうがいいと思います。
 高校の数学教育を、受験テクニックの為に費やすより、実社会でより応用できる素地創りに当てた方が良いのではないでしょうか。