【ネタバレ有り】リバースをクリアしました | 秘意と無課金な日々

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このブログにはFFⅦリバースのネタバレが含まれます。
 


































先ほどFFⅦリバースをクリアしました。
クリアタイム125時間。
ドラクエⅦを超える長編でした。
なので、まず1回クリアしたから感想など思ったことを歯に衣着せぬ表現で露骨に語っていこうと思います。
おもいっきり思った通りに、おもいっきりネタバレでいきます。
悪いこといっぱい書きます。
そのつもりで。

では最初にクリアした感想を。
FFⅦリバースの感想は……
 



































良作50%
クソゲー50%
のゲーム。
ただしFFⅦとして考えると
全然ダメ。













まず良作50%の部分に関して。
アクションRPGとしては非常に良作です。
ファミコンのアルゴスの戦士をプレイしてるような気分になります(笑)。
アクションRPGということはダイレクトにキャラクターを操作して戦うということ。
RPGということは冒険するということ。
アクションRPGの良さは自分でキャラクターを操作して戦いながらストーリーを追って冒険まで出来る点です。
FFⅦはコマンドRPG。
キャラクターをダイレクトに操作して戦うゲームではありません。
この違いは個人的には非常に大きい。
アクションRPGとしてプレイできるFFⅦはそれだけで面白い。
クラウドという人気キャラクターを使って戦いながら冒険出来るのです。
そりゃ面白い。
バトルもリメイクよりさらに多彩になり、コンビネーションによる攻撃など非常に奥深いバトルが楽しめます。

問題はクソゲー50%の部分。
ミッションが多すぎます。
中には目的地への行き方がわからないものも多数。
それを迷いながら探す楽しみはありますが、結局わからないものも多々ありました。
そして何よりミニゲームの圧倒的なボリューム。
プレイ時間が100時間ほどになってもまだガンビットビアーズとか何とかいうミニゲームが出てきます。
つまり終始ミニゲームのチュートリアルが出てくる上にその度に操作やコツを覚えなければいけないのです。
そうなると、覚えないといけないものが膨大です。
20種類以上のミニゲームが出てくるでしょうか?
それだけたくさんのミニゲームを覚えないといけないとなるとアクションRPGなんだかパーティーゲームなんだか分からない厄介なゲームになってきます。
さすがにガンビットビアーズが出てきた時はウンザリしましたね。
またチュートリアルかよ!? まだミニゲームあんのかよ!?とイライラが凄い。
PS5の容量が大きいのはわかりますが、その容量を活かそうとした結果、情報量が膨大になり、異常なミニゲームの種類になったのではないかと考えます。
正直これは余計でしたね。
僕はアクションRPGになったFFⅦをプレイしたかったのであって、色んなミニゲームをやりたかったワケではない。
こういう無駄な容量を別のところに使うことは出来なかったのでしょうか?
リバースではヴィンセントとシドも仲間になりますが、残念ながら操作して戦ったりパーティに加えたりすることは出来ないようです。
あくまでクラウド達に同行する仲間であってパーティキャラクターではない。
ミニゲームの容量を省けばヴィンセントとシドをパーティキャラクターにすることも出来たのではないでしょうか?
FFⅦリメイクのレッドXⅢと同じ理由で、パーティキャラクターとしては登場させなかったということでしょうか?
ここは非常に残念でしたね。

さらにはストーリーの部分。
FFⅦリバースは確かにアクションRPGとしては良作なんです。
面白いです。
ですがFFⅦのリメイク作品として考えると……これは厳しい評価になりますね……。
FFⅦリメイクの攻略本に載っていた開発者インタビューによると『オリジナルからストーリーが大きく変わることはない』とのことでした。
しかしゲームの展開やシーン、セリフなど、内容に関しては変更になったものだらけです。
ユーザーによって、あの時のセリフがとても良かったとかこのシーンすごく好きなんだとか拘りがあるはずです。
そういったものの多くがFFⅦリバースでは出てきません。
セリフからストーリー展開に至るまで変更だらけです。
同じなのはストーリーラインのみ。
わかりますか? ストーリーラインのみです。
例えばリメイクでもそうでした。
リメイクのストーリーラインはこうです↓

壱番魔晄炉爆破
七番街スラム帰還
伍番魔晄炉爆破
伍番街スラムでエアリスと再会
六番街スラムでティファ救出
下水道、列車墓場通過
七番街プレート落下事件
神羅ビルでエアリス救出

これがストーリーライン。
ここに大きな違いはなかったものの、内容は違いましたよね。
分かりやすいのが六番街スラム。
ウォール・マーケットと呼ばれるこの街で、クラウド達はコルネオの屋敷に潜入するためクラウドの女装アイテムを集めるというのがFFⅦの内容でした。
だけどFFⅦリメイクでは女装アイテムを集めるのではなくコルネオの代理人に頼んでエアリスをコルネオの嫁候補として屋敷に送り込むという内容に変わっていました。
リバースではこのストーリーラインは同じですが、内容がリメイク以上に大きく変更されてしまっているためFFⅦのストーリーである実感が湧きません。
セリフも全く違うものに変わっていることがほとんど。
だからシーンに関してももちろん変更になります。
だからFFⅦで印象的だったあのセリフ、シーンはFFⅦリバースではほとんど出てこない。
ユーザー目線で考えると期待していたのはそこだと思うんです。
あのセリフはリバースではどう言うのか?
あのシーンはどれくらい良くなったのか?
そもそも出てきません、そういうの。
全部ではありませんがほとんど出てこない。
そういうところで非常にガッカリした点は多いですね。
セリフ変更のせいで伝わらなくなったものも多い。
レッドXⅢなんかは最初はクールな大人のフリをしてます。
それがコスモキャニオンに着くと豹変。
ガキ丸出しのキャラクターになります。
これ何でこうなるかと言うとレッドXⅢは早く大人になってコスモキャニオンの人達を守れるようになりたかったからですよね。
レッドXⅢにとっては強い思いがあったからこその立ち振舞いだったワケです。
それって後々判明するクラウドの真実と重なります。
クラウドもまたレッドXⅢと同じく背伸びをしていたんですよね。
これはFFⅦの中では非常に重要な内容だったと思います。
が! リバースでのレッドXⅢはそんなに深い意味もなく大人のフリをしていた感じですよね。
父親セトについての秘密も雑な展開に感じました。
PS5になってセリフも増え、ボイスも付いたのに表現の部分が非常に弱い。
特にコスモキャニオンの一連のイベントに関してはオリジナルの方が遥かに良かったなぁと思いました。

だけどこんなのまだ良い方でした。
FFⅦリバースの中でユーザーが最も注目していたのはもちろんエアリスがどうなってしまうのか?ですよね。
クリアしたから分かりました。
リバースはマルチエンディングみたいな仕組みはないですよね?
そしたらエアリスについてはクリアした全ユーザーが同じものを見たはずです。
そう仮定して話しますが、まずオリジナルのFFⅦでは忘らるる都でエアリスはセフィロスの手によってその短い生涯を終えることとなります。
リバースではどうなっているのか?
なんとも歯切れが悪くつまらない展開でした。
結論から言うとオリジナルと同じくエアリスはセフィロスによって忘らるる都で殺されてしまいます。
が、あの感動的なシーンが全て変更になってしまっています。
クラウドがエアリスを抱き抱えて言ったあのセリフは名台詞でしたよね。

『自然のサイクルもお前の馬鹿げた計画も関係ない
エアリスがいなくなってしまう
エアリスはもう笑わない、泣かない、怒らない

俺は……俺達はこの悲しみをどうしたらいい?
指先がチリチリする
口の中はカラカラだ
目の奥が熱いんだ!』

……だったかな?
少し違うかもしれませんがこのセリフはFFⅦをプレイした全ユーザーに悲しみという感動を与えたセリフだと思うんです。
……リバースでは……カットですよ……。
大したセリフもなくジェノバとバトルです……。
そしてエンディングは謎のエンディング。
エアリスが死んでしまって仲間達はふさぎ込みます。
なのにクラウドだけは平気な顔をしてるんです。
何故ならクラウドにだけはエアリスが見えているからですよ。
これがどういうことなのか分からない……。
何より、感動がない……悲しみが伝わらない……。
しかもエアリス、このまま忘らるる都においてかれる……。
本人はこのまま星のために祈りつづけると言ってますが…………は?
これ実はエアリスは死んでなかったんです!って最終作が出た時に言うつもりでしょうか?
クラウドにだけは見えてる辺り、その可能性ゼロではないでしょうが仲間達は誰もエアリスと会話しないエンディングだったから違うでしょうね。
このエンディングを見て、スタッフロールを見て、最終的に思ったのはこうです。
ストーリーやその展開に関してリバースは完全にPSのオリジナルFFⅦに大きく劣りますね。
よく考えたらクラウドが忘らるる都の湖にエアリスを弔うシーンもなかった……。
尚更ダメですね。
FFⅦとして考えると全然ダメというのはまさにここでしたよ。
ラストが全然ダメでした。
これじゃ感動しない、これじゃ伝わらない、これじゃワケわからない、これじゃつまらない。
リメイクするからにはオリジナルよりさらに良くなったものを期待するじゃないですか。
これスクエニは本当にリバースの方が良くなったと思ってるんでしょうか?
あのエアリスの一連のラストシーンはこれで最大限やったと思っているんでしょうか?
これがスクエニの本気なんでしょうか?
僕にはFFⅦをあんまり知らない、興味も拘りもない人達がグラフィックやシステムを作る技術力をひけらかしたかっただけの作品に思えます。
これならそもそもリメイクではなく完全にゼロから作り直したストーリーでアクションRPGを作るべきだったのではないでしょうか。
FFⅦリメイクは良かったと思うんです。
変更は多々ありましたが最高の形でFFⅦをリメイクしたなと思うんです。
しかしながらリバースは変更した部分が雑だったりつまらなくなっていたりワケわからなくなっていたりするのでクリアした時にあったのは達成感や感動ではなくガッカリ感でしたね……。

これ最終作で覆す自信はあるんでしょうか?
正直このままいくとリメイクで終わってた方が良かったという評価になります。
これだけメチャクチャだとFFⅦリバース面白いよ! 絶対やった方が良いよ!って他人に薦められません。
この僕の評価は間違いであると証明するには最終作しかないですよね。
そこでこのガッカリ感をぶち壊してくれるものを期待します。
正直言って難しいと思います。
ほぼ不可能だと思います。
だからこそ覆して欲しい。
FFⅦをリメイクしたのに大失敗しました、じゃ今後のスクエニに期待することが出来なくなります。

本当はもっと言いたいことがあるんですが長くなったから今回はこの辺で。
あ、あとリバースのストーリー展開が気に入らなかったからFFⅦインターナショナルをプレイしてこのガッカリ感を忘れようと思います。

最後まで読んでくれた方、ありがとうございました。