昨夜、YouTubeで餓狼伝説のアニメを視聴しました。
あの当時は面白かったアニメの餓狼伝説ですが、今見るとツッコミどころ満載の内容ですね。
まず餓狼伝説1はストーリーが短い!
なんかテリーがプレイボーイな感じ!
なんでそこでリリィとチューすんの!?って疑問が凄い(笑)。
そのリリィにしてもツッコミどころがあります。
コイツはアニメ版のオリジナルキャラクター。
まず名前がリリィ・マクガイヤー。
登場キャラクターのビリー・カーンには劇中には出てこないけどリリー・カーンという妹がいます。
リリィとリリー、ほぼ同じ名前です。
制作サイドはリリー・カーンを知らなかったとしか思えません。
もちろんリリィとリリーが同一人物であるとも考えられない。
それは僅か一度だけ確認出来るビリーとリリィの会話からなんとなく感じ取れます。
リリィがギースに殺されてしまったあともビリーは特に気にしていない様子。
妹だったらビリーは落胆してしまってアンディーと戦える状態ではなかったはずですが、実際はノリノリで戦っています。
だから妹ではないでしょう。
何より、マクガイヤーとカーンで名前違いますからね。
そんなリリィはギースを裏切り、テリー達を逃がした後にギースに追い詰められ、烈風拳で殺されてしまいます。
吹き飛ばされたリリィは真っ逆さまに落下し、頭から地面に激突。
このシーンけっこう生々しい……。
烈風拳で死ぬほどダメージを受けている上に頭から地面に落下。
だけどちょっと生きてる。
普通即死だろ……。
せめて落下の仕方を考えて描いてもらいたかった。
それとなんでテリーが八極聖拳の伝承者なんだ?
八極聖拳の修行してないじゃん。
空手とかの修行してんじゃん。
それになんでテリーが旋風拳やら波動旋風脚を使うんだ?
なんかここでパワーウェーブを習得した!で良かったのでは?
タンに波動旋風脚を教わることで氣の使い方を覚え、パワーウェーブを使えるようになったと。
実際ゲームの中でギースを倒すのはテリーの場合パワーウェーブです。
パワーウェーブ喰らったギースがビルの上層階から落ちて決着というのが餓狼伝説1のラストです。
なんか……それで良かったんじゃね……?と思います。
しかもテリーが旋風拳を使おうとしたところから絵がダサくなります。
雑になります。
描いてる人が違うのでしょう。
旋風拳使うシーンって、要は一番肝心な決着のシーンじゃないですか。
なんでそこが雑になる?
アンディーもビリーと戦う際、胸に鉄板仕込んでビリーの棒術を防ぐというクダリがありますが、説明がないからわかりづらい(笑)。
しかしジョー東!
餓狼伝説1だと声優さんが時の人・佐竹雅昭!
ヘタレ声優でしたがプロ格闘家を声優に起用したのは面白かったと思います!
しかも1だけだからスペシャル感がある!
2以降は別の声優さんに代わってしまいましたからね。
佐竹雅昭演じるジョー東は餓狼伝説1だけのものです。
これは貴重!
タン先生はゲームの餓狼伝説では何度も登場するキャラクターなのにアニメでは1で死んでしまう……。
色々とストーリーや設定が狂いますね。
もしかしたらこの時は1作だけのアニメの予定だったのかもしれません。
ところが評判良かったから餓狼伝説2も制作することになってしまったと。
その餓狼伝説2ですが、個人的にはこれが最高傑作ですね。
だけどコイツも今見るとツッコミどころは多い!
まずは餓狼伝説ごっこをしてた子供達!
テリーとギースの戦いってそんなに有名なの!?
ギースってサウスタウンを支配していたマフィアのボスでしょ!?
堅気の人間が知ってるくらい有名なの!? マフィアなのに!?
そんな子供達にアヤをつけるオリジナルキャラクター・トニー!
『テリーは最強の狼だ! お前みたいな太ったブタに(役を)やってもらいたくねえんだよ!』と怒り心頭。
ほっといてやれよ……ごっこ遊びだろうが……。
発言からわかる通り、トニーはテリーの大ファン。
テリーが全米のマーシャルアーツ選手権で優勝した時からずっとファンだったと後に語ります。
ならオマエ……目の前にいるのがテリー本人だって何故気づかない……?
本当にファンか……?
そしてクラウザーに大敗したテリーはトニーの自宅で目を覚まします。
そこでトニーのお母さんに出会い、ストリートファイターだった父親と同じ道を歩ませないためにトニーとは関わらないで貰いたいと頼まれる。
これを快諾し、トニーに内緒で旅に出ようとするテリー。
ここでもツッコミ。
これは気のせいかもしれませんが、トニーのお母さんの声優さんって……リリィと同じ人ぢゃね!?
これはダメだろ!
このキャラクターをリリィと同じ声優さんが演じたらなんかおかしくなるだろ!
別の人にしとけよ!
あとテリーは建築現場で働いてたはず。
仕事は!? 仕事はいいの!?
仕事ほっぽって旅に出るの!?
多分テリーは修行のために世界を旅している武道家です。
だからこの建築現場は旅費を稼ぐために日雇いでやってたバイトで、しかもその日でおしまいだったのでしょう。
だけどそういう説明がない(笑)。
視聴者は察するしかないのです(笑)。
そして旅に出たテリーでしたが、クラウザーに敗北したことで武道家としての自信を失ってしまい、強い相手と戦うことに恐怖を感じるようになってしまって酒浸りの日々を送ることになります。
当時はこの展開が凄く嫌でしたね。
まず主人公らしくないし格好悪い……。
子供の頃は挫折というものがまだわからなかったから尚更共感出来ない。
テリーが戦うところを見たいのにこれでは戦えない。
だから見たいものが見れない……。
この展開だとつまらなくなってしまうんです。
クラウザーに負けたから旅して餓狼伝説2のキャラクター達と戦って腕を磨き、再びクラウザーに挑む!ではダメだったんでしょうか?
ツッコミどころ満載とは言いましたが、殆どは許容範囲内です。
だけどここだけ気に入らない部分です。
そんなつまらなかった展開も今見るとそこそこ理解出来ますね。
退屈は退屈ですけどね。
テリーは色々問題でしたが、ジョーも問題です。
テリーがクラウザーに敗北したことを知ったアンディーが仇を討とうとした時に、山田十兵衛に止められます。
そしてアンディーと十兵衛が戦いになるのですが、さっきまで服を着てたジョーが、何故か二人の戦いが始まる際に自分も試合の格好になっている。
なんでだ!? 戦いを見守るだけでしょ!?
着替える必要ないでしょ(笑)!?
さらには空港でジョーに手紙を渡した女性!
その内容はテリーの居場所だったようですが……この女なんでテリーの居場所を知っている?
誰かの遣いか?
誰の遣いだ?
ここは未だにわからないですね。
こういう説明がないものが多い。
そして一番の謎!
餓狼伝説2最強の謎!
それは……
ここは何て国!?
舞台が何処の国か分からないんですよ……。
テリーはバイクでドイツに向かいます。
だからユーラシア大陸が舞台かと思えますが、テリーとアンディーがクラウザーへの挑戦権を賭けて戦う場所は“俺たちの修行場だった所”です。
俺たちの修行場だった所……それってサウスタウンですよね……。
ジェフ達のお墓でテリーがアンディーを見つけた辺り、間違いなくサウスタウンです。
サウスタウンは多分アメリカにありますよね?
テリーとアンディーはアメリカ人のはずです。
だからサウスタウンはアメリカにある街だと思います。
だけどテリーはバイクで何処までも移動するんですよ。
アメリカからドイツまでどうやってバイクで移動したんでしょうか?
描かれていないところで飛行機に乗ったんでしょうか?
何も持たずにテリーに付いてきたトニーは間違いなくパスポート持ってないですよ?
トニーは密航したんでしょうか(笑)?
ここが一番謎ですね。
不知火舞に関してはツッコミどころが多すぎるから今回は割愛します(笑)。
だけどやっぱり懐かしさがありますねこのアニメ。
餓狼伝説2に至っては2回見てしまいました。
1回目に見たのは当時物を録画したもの。
CMまで入っているある意味完全版(笑)。
次は画質の良いものを見てみたくて色々比較し、一番画質の良いものを見たのですが……1つ残念なものがありました……。
それは追加映像が無かったこと。
以前にYouTubeで見た餓狼伝説2はDVD版か何かで、ジョーとビッグ・ベアが戦うエピソードがあったのですが、今回見たのはどちらもそれがカットされた内容。
録画したものはテレビ放送されたものだから入っていないのはわかるのですが、映像作品として販売されたVHSやDVDには追加映像があるはずなのに、今回見たヤツにはないってことはこれも録画したもの?
海外で放送されたものを録画してCMとかカットしてYouTubeにアップしたのかな?
いや、そもそも海外で放送してるのか?
海外のテレビ番組って日本みたいに番組中にCMってあるのか?
スゲー画質良かったけど、もしかしたらあれも録画なのかもしれません。
そしたらDVD版はどこいった?
削除されたか?
そんな時間経ってから削除されることもあるのか?
ジョーとビッグ・ベアの戦いが見れなかったことが残念でした……。
そこにはチン・シンザンもいたんだよな~。
これは後日また探してみようと思います。
多分見つからないだろうけど。
さて、次はいよいよ映画版を見ようと思います。
面白いかな~……。
舞のエロさ以外の見所がないんだよな~(笑)。
追記
ゲームの餓狼伝説1でテリーがギースにトドメをさしたのはパワーウェーブではなく飛び蹴りでした。