ライジング若冲(完全版) | ナスターシャのブログ

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お正月に見たドラマ「ライジング若冲」の

完全版がNHKBSプレミアムでありましたので、

楽しみに見ました!(^^)/

きっちり1時間半、

ますます面白くなっていました。

 

七之助さんが本当に当たり役というか、

とても素敵です(*‘∀‘)。

相手役?の瑛太さんも

めっさ気合いの入ったお坊様で。

 

ドラマにちょこちょこ漢詩のような、

詩が出てくるのが、

含蓄があってとても素敵です。

 

完全版は、ちょこちょこ削られたところが

はさまっているほか、

売茶翁の晩年や亡くなったときの

エピソードがあって、まるまる削られていたところも

ちゃんとあって、話に膨らみがあってよかったです。

 

若冲さんの「動植さい絵」が完成して

初めて、旅先から帰って来た大典さんに

会ったのかと思っていましたが、

売茶翁が亡くなった時に大典さんが

表れて、動植さい絵の制作中にも

会っていたんだな~と思いました。

 

相国寺で、白無垢のような白装束の若冲さんが

待ち構えている暗いお堂に、

大典さんが現れて、蝋燭の火がばばばっと

つけられて壁一面の釈迦三尊像と動植さい絵の

計三十三幅が表れるところが、

何度見ても、圧巻です。

 

最初に地上波で見たときは

ほんとうに、鳥肌ものでした。

 

以前にほんとうに相国寺の美術館で三十三幅を

拝見した時、そのころまであまり若冲の

すごさをまだ認識してませんでしたが、

とてつもない天才画家が日本にいたことを知り、

ただただ驚愕したことを、思い出しました。

 

爆発的な観察眼と色彩のエネルギーが

緻密で独創的で、

高度なテクニックの作品に込められていて、

人智を超える広大さでした。

 

撮影ではもちろんレプリカが

使われていると思いますが、

十分に伝わってきました。

 

中川大志さんのコミカルな演技も

はまってました~。

 

お正月に地上波でみたあとは、

前から好きだった七之助さんが

ますます好きになって、

歌舞伎のサイトで作品を見たりしてました。

 

歌舞伎の方も、

また何か見てみたいです(≧▽≦)。

 

「ライジング若冲」は、

素晴らしいドラマですので、

ぜひ海外の人にも見てもらったら、

若冲のすごさ、七之助さんたち日本の

役者さんたちの素晴らしさもきっと伝わる、

って思いました~~(≧▽≦)。