滋賀県琵琶湖周辺の桜名所を訪ねて(2024/04/10) | haiko-riderのブログ

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2010年春から現在まで、趣味で廃校休校巡りをしてます。
これまでに訪れた校舎や思い出を記事にしてます。
無分別な廃墟探索とは全く異なりますので、誤解無きように。

今回は、琵琶湖周辺の桜名所を訪ねて周りましたが、具体的には

上図の3か所になります。

滋賀県の桜の名所は、彦根城や湖東三山等他にもたくさんありますが、

日帰りのため、当然ながら一日ですべてを観ることは出来ません。

今回訪ねた3か所とも桜が満開で充実した一日となりました。。

 

最初に訪れたのは三井寺(みいでら)です。

三井寺は滋賀県大津市、琵琶湖南西の長等山中腹にあり、

正式名称を「長等山園城寺(おんじょうじ)」といい、
天台寺門宗の総本山です。

仁王門の手前の大きな石碑に「園城寺」とありました。

 

広大な敷地には、見どころが沢山ありますが、その多くは、

国宝(10件)・重要文化財(42件)の国指定文化財となっています。

 

最初に出迎えてくれるのが仁王門です。1452年の建立され、徳川家康により
甲賀の常楽寺より移築、寄進されました。現在は重要文化財となっています。

近くでみると迫力がありますね。。

 

釈迦堂

仁王門を入ってすぐ右手に見えるお堂です。 

室町時代に建立されたものと思われます。
 

おもてなしの心を伝える花手水

 

手水舎

 

金堂へと進みます

「祝ユネスコ(世界の記憶)登録」の展示幕です。

 

金堂(正面)

三井寺の総本堂にあたる、巨大な金堂。桃山時代を代表する名建築

として知られています。

 

ソメイヨシノ

境内では桜が満開で多くの来場者でにぎわっておりました。

 

枝垂れ桜

 

ツツジ

 

シャクナゲ

 

観音堂

観音堂は、西国三十三箇所観音霊場の第十四番礼所として、

広く信仰されるお堂です。 1686年に火災にあった後元禄二年に

再建されました。

 

 

観月舞台

櫓を組み立てた舞台から琵琶湖と大津の町並みを望むことが

できます。

江戸時代より観月の名所として有名です。

 

満開の桜越しに琵琶湖が薄っすらと見えました。

 

琵琶湖疎水

京都への飲料水の供給と灌漑、水運、発電を目的として
約5年の歳月をかけて1890年(明治23年)4月に完成しました。

 

三井寺は、平安時代以降、東大寺、興福寺、延暦寺 とともに

四大寺院のひとつとされてきました。

桜の名所として知られており、当日は好天に恵まれ、満開の時期に

訪れて幸運でした。

 

次に訪れたのは、近江富士花緑公園です。

 

駐車場からゲートへ進みます。

 

近江富士

正式名称は三上山(みかみやま)です。

高さ432m、なだらかな稜線を描くその美しい姿から、近江富士と

呼ばれています。

 

敷地の一部は工事中でした。

 

こちらも、公園の桜が満開です。

 

優雅な枝垂れ桜

 

園内の様子

 

園内では、桜の木の下で弁当を広げる家族連れが散見されました。

 

純白の花弁はいつまで見られることでしょう。。

 

シャクナゲの森

ピンクの山ツツジとの競演です。

真紅のシャクナゲは、大振りで遠方から見ると、リンゴの実が

なっているかのようでした。

 

真紅のシャクナゲ

 

近江富士花緑公園

近江富士(三上山)のふもとに広がる花と緑に囲まれた公園です。

小生は、初めて行きましたが、桜の名所としてはそれほど有名では

無いかもしれませんが、ハイキングコースや芝生広場、四季折々の花が

咲き乱れる植物園、宿泊施設(ふるさと館やロッジ)、を備えたふるさと館、

木工体験ができるウッディ-ルームなど、自然と触れ合える施設がたくさん

あります。

家族連れでのんびり過ごすには、最適の公園でしょう。

 

この日、最後に訪れたのは琵琶湖の北岸に位置する海津大崎です。

琵琶湖大橋を渡り、湖西道路(国道161号)を北上します。

海津大崎の手前の高島市マキノ町知内、西浜地区は、琵琶湖から

大津、京都へ向かう湖上、陸上の要衝として栄え、現在も江戸時代の

宿場、港町を偲ばせる町並みが残っています。

 

対岸が海津大崎です。

 

ズームアップすると湖岸に桜並木が見えます。

 

海津大崎に到着です。

英語と中国語で書かれたウエルカムボード、海外からも観光客が

来られるのでしょう。。

 

平日でしたが、道路は渋滞しており、駐車場も満車でした。

バイクで来た小生も慌てましたが、入口付近の狭いスペースに

停めて遊歩道へと進みます。

 

陽が傾き始めた琵琶湖、水面は穏やかです。

桜も湖面に落ちていくように傾いて風情のある景色です。

 

遊歩道は4㎞ほどあります。

県内随一の桜の名所、圧巻の光景です。

 

歩いてきた道程を振り返りながら進みます。

優雅で神秘的な景色に癒されます。。

 

満開の桜、湖岸に寄せるさざ波。

屈指の景勝地に相応しい光景です。

 

少し進むと公園がありました。

 

広場には石碑(詳細不明)や屋台(シートが被せてありました。)

土日曜は、多くの観光客で賑わっていたのでしょう。。

 

遊歩道はまだまだ続いています。。

 

歩き疲れて道幅も狭く砂利になってきたので、この辺りで

引き返すことにしました。。

 

海津大崎の桜

海津大崎は琵琶湖にせり出した岩礁地帯で琵琶湖八景の一つです。

高島市マキノ地域を含む湖西・湖北一帯の湖岸は景勝の地として

有名ですが、海津大崎はその中でも随一の景観を誇っています。

2015年(平成27年)4月24日、「琵琶湖とその水辺景観- 

祈りと暮らしの水遺産 」の構成文化財として日本遺産に認定されました。

地元の人々がこの桜並木を大切に育て、たび重なる豪雪や崖崩れによる

被害の際にも黙々と補植するなど守り続けた結果、このような素晴らしい

景観に至っているのですね。