兵庫県淡路島の風景と廃校休校巡り(2011/04/24,04/30) | haiko-riderのブログ

haiko-riderのブログ

2010年春から現在まで、趣味で廃校休校巡りをしてます。
これまでに訪れた校舎や思い出を記事にしてます。
無分別な廃墟探索とは全く異なりますので、誤解無きように。



淡路島(あわじしま)は瀬戸内海東部に位置し、瀬戸内海では最大の島です。

近畿地方、兵庫県に属し、現在は北から淡路市・洲本市・南あわじ市の3市で区分されます。

シンガポール島とほぼ同じ面積を有し、本州4島と沖縄本島を除くと対馬に次いで第7位の面積を

持ちます。

大阪湾、播磨灘、紀伊水道に四周を囲まれ、北端の松帆崎で明石海峡に、南東端の生石鼻で紀淡海峡に、南西端の門崎(とさき)で鳴門海峡にのぞみ、本州四国連絡道路の神戸・鳴門ルートで本州・四国と繋がっています。

北部と南部の淡路山地と中南部の淡路平野に分けられ、北東部と南部の山地急斜面は海岸まで迫り、

独特の景観を臨めます。

また周囲の主な属島には紀淡海峡の成ヶ島、紀伊水道の沼島があります。


淡路島出身の有名人には、

作詞家の阿久悠 、番組司会など幅広く活躍中の上沼恵美子、

俳優の渡瀬恒彦、渡哲也 がおります。


haiko-riderのブログ-明石岩屋航路
明石港

淡路島への航路は小型高速船が連絡しております。

明石港~岩屋港を約13分で結んでおります。

車や高速バスで明石海峡大橋を渡って行くことはできますが、

原付バイクでは行く術がありません。


haiko-riderのブログ-明石海峡大橋1


haiko-riderのブログ-明石海峡大橋2
明石海峡大橋

高速船が水しぶきを上げて明石海峡大橋を潜り抜けて

行きます。

明石海峡大橋(あかしかいきょうおおはし)は、兵庫県神戸市垂水区東舞子町と

淡路市岩屋とを結ぶ、明石海峡を横断して架けられた世界最長の吊り橋です。

全長3,911m、中央支間1,991mで世界最長の吊り橋です。

明石海峡大橋の主塔の高さは海面上298.3mであり、国内では東京スカイツリー(634.0m)、東京タワー(332.6m)、阿部野橋ターミナルビル(あべのハルカス、300.0m ※2014年竣工時の高さ)に次ぎ、横浜ランドマークタワー(296.3m、海抜は300mで同じ高さとなる)を超える高さの構造物です。

1998年(平成10年)4月5日に供用が開始されました。

建設費は約5,000億円。着工から完成までの施工における事故死者はゼロです。


後に、中型バイクで往来しましたが、迫力のある光景に感動しました。

ただ、かなり高所を走るため、海峡を吹き渡る風にハンドルを取られないように注意が

必要です。


haiko-riderのブログ-東海岸

淡路島へ到着後、国道28号を東海岸(大阪湾)沿いに

走っていきます。



haiko-riderのブログ-生穂第二小学校2


haiko-riderのブログ-生穂第二小学校3

haiko-riderのブログ-生穂第二小学校1
生穂(いくほ)第二小学校(2009年閉校)

国道28号の生穂から県道123号を生穂川に沿って

山側へ上っていきます。

この地域は淡路市の内陸に属します。

ヒヤリ峠を越えた山間部に校舎がありました。

こじんまりとした2階建て鉄筋校舎です。

中庭に「逞しい心と体」とありました。

1991年度の在校生徒は、僅か7名でしたので、

当時から過疎化が顕著な地区であったことが判ります。



haiko-riderのブログ-生田小学校

生田小学校(2009年閉校)

生穂小学校から、1,5kmほど進んだ場所にあります。

外観も綺麗でとても閉校した校舎とは思えない新しい校舎です。

瓦屋根の上に突き出た時計塔が印象的です。



haiko-riderのブログ-仁井小学校1


haiko-riderのブログ-仁井小学校2
仁井(にい)小学校(2010年閉校)

生田小学校を過ぎて、県道462号を北東へ進み、

仁井トンネルを越えた丘陵地帯にあります。

学校までは、長い坂道を上っていきます。

ヤシの木を始め、種々の木々が茂り校舎の全景は見えませんが、

校庭は綺麗に整備されておりました。


haiko-riderのブログ-沿道の猫

仲良く日向ぼっこする三毛猫

6日後に淡路島南部を訪れました。

洲本市内から県道76号を南下して行く途中で

見たほっとする光景です。



haiko-riderのブログ-上灘小学校中津川分校

上灘小学校中津川分校(2006年閉校)

由良町を過ぎると起伏の激しいカーブの多い道が

続きます。

立川水仙峡を過ぎた中津川地区にあります。

狭い坂道を上っていった場所です。

現在は、集会所となっておりました。



haiko-riderのブログ-上灘小学校1


haiko-riderのブログ-上灘小学校3


haiko-riderのブログ-上灘小学校2

上灘小学校(2006年閉校)

海岸を見下ろす高台に立派な校舎がありました。

中庭に、「広い海 豊かな心」と刻まれた石碑があり

この場所にある学校ならではの句です。

現在校舎は、洲本市上灘出張所として利用されておりす。

1991年度の在校生徒は8名でした。



haiko-riderのブログ-上灘小学校廃校畑田分校1


haiko-riderのブログ-上灘小学校廃校畑田分校2

haiko-riderのブログ-上灘小学校廃校畑田分校3
上灘小学校畑田分校(2006年閉校)

前掲の2校とともに由良小学校に統合され閉校となりました。

今は改築され、畑田集会所となっております。

海の見える小さな校庭に自転車が1台見えましたが、

人影はありませんでした。

1991年度の在校生徒は、僅か3名でした。



haiko-riderのブログ-沼島港1

土生(はぶ)港から小型船で沼島(ぬしま)へ向う。

所要10分の対岸に見える距離です。


沼島(ぬしま)は、淡路島の南4.6kmの紀伊水道北西部に浮かぶ

兵庫県南あわじ市に属する島です。

面積2.71km²、周囲9.53km、 最高地点は117.2mです。

瀬戸内海国立公園の一部であり、人口520人です。(2012年11月末現在)


haiko-riderのブログ-沼島港2
沼島港


haiko-riderのブログ-沼島のメインストリート
沼島のメインストリート



haiko-riderのブログ-沼島小中学校1


haiko-riderのブログ-沼島小中学校2
沼島小中学校(現役)

沼島唯一の学校です。

2013年度の在校生徒は、小学校13名、中学校17名となっております。

沼島港から島の南岸へ向う途中にある重厚な校舎です。



haiko-riderのブログ-上岩

上立神岩(かみたてがみいわ)

島の南側の海岸線は太平洋の黒潮をまともに受ける場所であり、

奇岩・岩礁を形作っています。

なかでも高さ約30mの上立神岩は「天の御柱」とも言われ、

江戸時代の和漢三才図会には「龍宮の表門」と書き記されているそうです。



haiko-riderのブログ-淡路島から見る沼島
沼島から淡路島へ戻り、灘集落の高台から見た光景です。

手前の四角い鉄筋校舎が灘小学校です。