何か、聞いたことあるセリフだなと思ったら、
これタッチの漫画の台詞だったんですね。
ヒヒ馬です。
宣伝会議賞 CMゴールド
この名台詞を使った作品を分析していきます。
課題:福島工業。業務用冷蔵庫を作っている企業。
お題:これからの100周年に向けて、福島工業の魅力を伝えるアイデア
【CMゴールド】
男「きれいな顔してるだろ、死んでるんだぜ。」
女「ウソでしょ...。」
NA「生きてるみたいに鮮度がいい。福島工業の冷蔵庫。」
【自分の駄作】
母「ママ、ちょっと買い物行ってくるから、留守番お願いね」
娘「どこいくの?」
母「レタス買ってくるわ。10キロ先の畑まで」
NA「福島工業がなかったら、スーパーがなかったかもしれない。業務用冷蔵器で食のインフラを作る、福島工業」
分析①
自分は、業務用冷蔵器に執着して作っていたのですが、
グランプリ作品は、冷蔵庫自体の性能で作ってますね。
最近、宣伝会議賞はB to Bの課題が多いのですが、
業務用冷蔵庫→冷蔵庫というように、
商品を大きくをとらえて考えててもいいかもしれんなぁ。
分析②
短いCMが、結構賞とってる気がします。
理由が、余計な言葉がない分、メッセージが強くなる。そして余計な言葉がない分、ボロが出にくいからだと思います。
去年のCMゴールドも、
長い間、意識不明だった人が目覚めた。
「これ食べなさい。」
「(食べた後)今は冬なの?」
「なんでわかったんだ?」
季節は和食にある。
なぜ意識不明なのかとか、病室かどうかなど一切説明せず、
言いたいことだけを書いていますね。
省けるなら、とにかく省くのが、いいかもしれません!
分析③
「生きているみたいに鮮度がいい」というフレーズはよく見るのですが、
それを人に思わせて、作ったところが、この作品の味噌だと思います。
人だと思わせといて、食べ物だった。それを2行で分からせたことが、勝負ありって感じですね!
「A」だと思わせて「B」は、宣伝会議賞でも鉄板のようですね。
…タッチ、読んでみようかな。(笑)