南アルプス中央部の荒川三山と赤石岳を縦走。東岳3100mから眺める360度の大パノラマ展望がすばらしい。
--- コース
椹島~清水平~千枚岳〜東岳〜中岳〜赤石岳〜大倉尾根〜椹島
日程:7月中旬 一泊二日(中岳避難小屋 素泊まり)
展望:晴れ(1日目)、ガス(2日目)
難易度:★★★
体力:★★★★
※難易度・体力は主観によるもの
--- おすすめの区間
千枚岳〜東岳〜中岳の稜線。中岳〜赤石岳はガスで何も見えず(泣)
--- 移動記録
--- 距離・高度
最低高度 1,129m
--- 山行時間
一日目(椹島~清水平~千枚岳〜東岳〜中岳避難小屋)
小屋到着:18時40分
二日目(中岳避難小屋〜中岳〜赤石岳〜大倉尾根〜椹島)
下山:12時00分
椹島~清水平~千枚岳
荒川三山の登山口である椹島は一般車両が通行止めのため、畑薙ダムの駐車場から専用バスでアクセスしなければならない(専用バスの時刻表はこちら)。ちなみに専用バスは往復3000円で、山小屋に泊まる場合は宿泊代から3000円引いてくれる良心的なシステム。
始発7:30発の専用バスに乗るため3:30に畑薙ダムに到着。1時間ほど仮眠し準備に時間をかけていたら、いつの間にかバス停に長蛇の列。
結局、7:30のバスには乗れず9時に畑薙ダムを出発。椹島に到着したのはまさかの10時。
この日はコースタイム10時間の中岳避難小屋まで登らなければならない上に、寝不足というダブルパンチで登山を開始するのだった。椹島の登山口は登山客向けに売店が整っており、最近建ったのであろうか設備もきれい。
登り始めはいきなり急登。ここで体力を消耗すると後で辛くなる。
清水平に到着。まだまだ先は長い。
千枚小屋へ向かう途中、何を勘違いしたのか車道を歩いてしまい、登山道へ戻るためバリエーションルートを歩く。ここで体力をさらに消耗。今回のメンバーで来ると必ずと言っていいほどバリエーションを歩くのは何故だろう。
千枚小屋に到着するころには既に疲労困憊。ここからの千枚岳、東岳、中岳避難小屋の登り返しを考えると「一泊二日で計画したやつ誰だよ!」と叫びたくなるが、自分なので何も言えないw
千枚小屋で買ったコーラを飲んで出発。まずは千枚岳を目指す。ここからは森林限界を越えたので景色がきれい。
千枚岳に到着。次に目指す東岳が遠くに見える。
千枚岳〜東岳
千枚岳を出発し東岳を目指す。途中、岩場の下降が何度かあるので気をつけて通過する。
早くしないと日が暮れるので急ぎたいところだが、疲労で思うように進まない。遠くに見える富士山が心を癒してくれる。
山のコルに流れ込む雲。いつ見ても感動する。
東岳手前の丸山に到着。
目の前の東岳をひたすら登る。
頂上付近は大きな岩だらけで足を踏み外さないように注意して歩く。
東岳(悪沢岳)に到着!
360度の大パノラマ!これを見るために登ってきた!
東岳〜中岳避難小屋
中岳非難小屋を目指し東岳を下る。遠くに明日登る赤石岳が見える。
ここを登り切れば中岳非難小屋。あともう少し!
背後には夕日に照らされる東岳。
中岳非難小屋に到着したのが18:30。20:00消灯なので急いで夕飯を食べた。ちなみ水場はないがお茶をいただける。宿泊費(素泊まりのみ)は5500円で
バスチケットの3000円を引くと2500円で良心的なお値段。
ちょうど日の入りの時間帯で夕日がきれいだった。
中岳避難小屋〜中岳〜赤石岳
翌日の天気は終日ガス...せっかくの赤石岳までの稜線歩きも暴風にさらされ苦行となるのだった。中岳は小屋から10分で到着。
荒川小屋へ向かう途中、前岳を踏んでないことに気が付くが時すでに遅し。引き返すと帰りの椹島発のバスに間に合わなくなる可能性があるし、気力も無いので先を急ぐ。
荒川小屋を通り過ぎトラバースを進むと、小赤石岳に向けた急登が始まる。風はますます強くなり、高所の影響かすぐに息が上がる。
稜線に出て少し歩くと小赤石岳に到着。
何も見えないし風で息が苦しいのでさっさと進む。赤石岳と椹島方面の分岐でザックをデポって赤石岳へ向かう。
晴れていたら抜群の景色だろうに残念!
赤石岳〜大倉尾根〜椹島
分岐でデポったザックを背負い急いで下山を開始。一度だけ雲の合間に空が見えたが後はガスと小雨...
危険箇所は特になく小走りで椹島を目指す。
予定より1時間半早い12:00に下山。
椹島13:00発のバスに乗るまで売店でアイスやジュースを買って時間を潰した。
お疲れ様でした。
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