秋の季節のものなんて考査には出ないと心に決めた皆さま、

ご機嫌いかがですか。

 

小学校受験は「体験」が大切です。

 

もう耳が痛いくらい聞きました。

そして一気に生活に四季を突っ込んできました。

 

 

「菖蒲湯ってなに?なんの勝負に勝つの?」

と、とぼけた顔してババンBBAンから私はスタートし、この直前期を迎えました。

 

小受のいわゆる直前期は秋。

本当はぶどう狩りに行きたいけれど、そんな時間も余裕もなくなっていました。

 

 

そこで心に決めたは、「秋のものはテストにでない」。

 

 

なんという自分基準の試験範囲だろうか。

 

それでもいい それでもいいと 思えた秋だった

 

 

もうそれでいい。HYの歌がよぎる。366日あったら何か変わったのだろうか。

あと1季節あったら何か変わるのだろうか。

もう直前まで来たのだから取捨選択をしていかなくてはいけないと

これまたとてつもない自分基準を作って、無理やり前進しているような日々でした。

 

前回投稿した「お焚き上げ集」。

小受Twitterで有名なパッパさん @Ojukenpapa2021 が以下の投稿をされていたので

私も便乗したのですが、

まだ面接や考査に限らず、直前期のメンタルならではのお焚き上げが残っていたので、

それを皆さんに贈ります。

 

 

 

【両親の役割】

「ご家庭におけるご両親の役割を教えてください。」

 

お教室から頂いた本によると面接でこの質問はわりとメジャーなのだが

受験予定の学校の過去問にはその質問は無かったため、完全に後回しとなっていた。

 

「父親は公園でかけっこに、母親は家でUNOを…」

お爺さんは山へ芝刈りに、お婆さんは川へ洗濯に桃太郎状態となった。

 

 

 

【丸投げドッヂボール大会】

「コロナ禍で、ご家庭ではどのように過ごしていらっしゃいましたか?」

 

コロナが流行し始め、この質問が出るようになった。

今度こそ、桃太郎状態にならないように…と母は構えていたら、質問されたのは夫。

 

「この機会に家でできることに挑戦しました。家庭菜園を始め、トマトと…」

 

デュエットがこちらにハモリを求めてきた。

え・・・?トマトの次・・・?

 

こんな突然なドッヂボール大会はあるだろうか。

私は本物のドッヂボールだって当てられたら、ばっちりぶつけられる側の人間だ。

 

私は焦ってこう答える。

「あとは・・・ピーマンを・・・」

学校が聞きたいのは野菜の種類ではない。

 

 

 

【アナ雪】

面接も数をこなし、少しは慣れてきたかと思いきや、終盤になると

「これが最後」「思いのたけを」「あの面接のとき言えなかったアレを必ず言う」など

いろいろな想いが交錯し、別のメンタル土砂崩れに襲われる。

 

「お子さまには将来どんな人になってほしいと思いますか」

 

話す内容はすでに決まっている。

何度も考え、幾度なく頭の中で思い描いてきた、「子どもが大人になったときの笑顔」だ。

 

「これが最後の面接」とエッセンスが加わり、母はまさかの感極まり、涙ながらに話す。

その涙は見事マスクの中を通過し、喉の仏さんへ到着。

 

夫は震撼し、固まる。なお、先生のお顔も笑顔のまま固まっていた。

全員Frozen。 Into the unknown.

 

 

 

【号泣議員のごとく】

熱望校の面接。

あまりにも緊張しすぎて、何を聞かれているのか分からなくなる。

 

号泣議員として有名な元県議員の野々村氏のように

耳に手をあてて、「なんて?」と聞き返したくなるがグッと我慢をする。

 

結果、一休さんでも解明できないトンチンカンな回答をしたのは言うまでもない。

 

話は逸れるが、あのくらい「うわわわわーん、わぁぁあーん」と思い切り泣くことは

きっとストレス発散になるから時には必要なのかもしれないと私は思う。

 

 

 

【直前期のショーンK】

直前期は何か少しでも安心できる材料を求めてネットの海へ繰り出してしまう。

漂流した先はご存じ、イン〇ーエデュ。

 

そういえば就活のときに「みん就」(みんなの就職活動日記)というサイトに入り浸ってしまい、そこに出現した「内定」さんに散々心を揺さぶられた苦い経験を思い出した。

 

ことあるごとに自分には内定連絡が来たという内定さん。

ネット民が震撼し、羨望の言葉と質問を投げかけていた。

 

ダイヤルアップ接続の「ピーヒョロロロロ~」の音が流れると、

これからあたかも真実を見つけることができる異世界に連れていってもらえるような気がしたのだ。

当時純情だった私は、残念ながら一部にそのような人が存在するとは知らなかった。

 

「内定」さんは内定なんてしていないし、「社員」さんは社員ではない。

 

 

イン〇ーエデュだってそうだ。

 

 

そこにいるのはショーンKも顔負けのホラッチョだらけだ。

 

「合格」さんは合格していないし、「在校生」さんは在校生ではない。

ただのホラッチョだ。

 

「それって」さんは、

反論が来るぞ~来るぞ~って、来ないのかーい!と喜んでいる。

ホラッチョ、またお前か。

 

この歳になってもまた騙され、アワワ、アワワと読んでいたあの頃の私に

思いっきりの重低音ヴォイスで囁きたい。

 

 

「インエデュ、ヨンデル?」。

 

 

 

▼お焚き上げ集1はこちら