今日で1年も終わり。

今年は、パン作りと販売サービス科に入ることができたので、それなりに充実した1年だった。

それと、若い同僚達からビジネスのヒントを沢山もらった。

刑務所もまんざら捨てたものではない。

9時からは、映画「アントマン」、13時からは「はなちゃんのみそ汁」を鑑賞。

それからバラエティを経て、紅白歌合戦と思いきや「ミッションインポッシブル/ゴーストプロトコル」を鑑賞。

今日は大晦日なので、21時から24時までTVがOKなのだ。

そういえば、新聞の1面に、「懲役刑制度の抜本的な見直し」に関する記事が載っていた。

現行の刑法だと、受刑者には木工などの刑務作業が義務付けられているのだが、刑務作業にしばられて、犯罪性向や生活態度の改善など、1人1人の特性に合った指導に専念するのが難しいということだ。

法務省は、明治以降100年以上続いた刑法を見直すということだが、時代遅れの刑法が今でも生きているとは驚きだ。

島根あさひは、日本の刑務所で初めて「回復共同体」という手法を実践している唯一の存在らしい。私たち受刑者全員が歴史を作っていると、教育テキストにも記載されている。

これは、受刑者冥利に尽きるというものだ。

受刑者の再犯率は48%。島根あさひを出た受刑者の再犯率が大幅に下がったら、この「回復共同体」が機能しているということ。

なんか、気が引き締まるね。

 

 

今日も生きてることが奇跡です。