![ひぐまブログ-ゴールデンスランバー](https://stat.ameba.jp/user_images/20090809/22/higumablog/81/a9/j/t02200332_0370055810229819070.jpg?caw=800)
著者:伊坂幸太郎
発行:新潮社(2007年11月)
読み始めて数ページ目の「教科書倉庫ビル」というワードに反応して
一気に読んでしまいました。
そうです。JFK暗殺犯とされるオズワルドがそこから狙撃したとされる場所。
だいぶ前にJFK暗殺関連のホンを読んでいて、「教科書倉庫ビル」ってなに?
と思ったものでした。
ただただ教科書を保管しておくためだけのビル?
それだったら「教科書倉庫」だけでいいのに・・・「ビル」って必要?
でもたしかに写真でみると「ビル」だし。。。
そんなビルはないと思いますが、
Kyokasho-soko Buildingという原語を訳す際の当て字?
などなど、いろいろ考えたものでした。
暗殺犯の罪を着せられた主人公が逃げる、というストーリーでしたが
ここのところ脳の老化が進んでいるようで、想像力を働かせるのが億劫になってきているのか、
ラストも含めて「もうちょっとその先を細かく書いてよ」と思わせるところが
何箇所かありました。
来年1月公開予定の映画版ではそのへんがもう少し細かく描かれるかもしれませんね。
登場人物のキャラ設定はやはりいいですね。
痴漢は絶対許さない主人公の親父。
「痴漢は死ね」は笑えました。