ひぐまブログ-カネと暴力と五代目山口組  Amazon→カネと暴力と五代目山口組

著者:溝口 敦
発行:竹書房(2007年6月)


やっぱり事実は小説よりおもしろい!
と感じさせる一冊でした。
そして、多少加工していますが、この表紙の写真が非常にいい。
宅見若頭の存在感。


本編では、山口組対一和会の抗争のあたりから五代目渡辺組長の襲名、
宅見若頭射殺事件、六代目司組長襲名のあたりまで、バブル経済が崩壊して
どうシノギをしていくかっていうところを、権力闘争を絡めながらつづっていきます。


残念ながらリアルタイムでは記憶にないですが、山・一抗争のあたりは
ホントに映画の中のはなしみたいですよね。
まあ実際に映画にもなっていますけど。。。


宅見若頭射殺事件の舞台は神戸オリエンタルホテルだったんですね・・・
そういえば何年か前に仕事で行ったな、と思い出しまして。
4階のティーラウンジももしかしたら通ったかも、なんて。
ただその当時はこの辺の情報を入れてなかったので
何の感慨にもふけることはなく
「神戸なのにこの辺さびしいな」くらいの感想しか持ちませんでした。


大体、組長が亡くなってその跡目争いのところがドラマチックになるのですが、
渡辺組長っていつの間にか引退していたんですね。
で、六代目は現在服役中なんですね。
それで最近あまりニュースにも登場しなくなったのでしょうか。

このあたりの交代劇を詳しく書いたものをまた読みたいです。