塗料選定について | 樋口塗装のブログ

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日々の作業工程がメインです。
これから塗り替えを考えているお施主様へ向けて発信していきたいと思います。

外装塗料選定の記事になります。

前回記事にもありましたが、職人による手間代は大抵が一律かと思います。
では、何故価格設定が違うのかと聞かれると使用材料の違いになります。

昨今塗料メーカー様は目まぐるしい程、良質な塗料を出されています。その中でも近年ではラジカル制御型塗料が1番コストパフォーマンスに優れた塗料です。
ラジカル制御型塗料と言われても、『塗料の違いなんて分からないよ。』と閲覧して下さる皆様に伝わりませんので説明致します。

【ラジカル制御型塗料とは】

塗料には顔料が入っています。

顔料とは塗料の色を作る為の成分で、その中には「酸化チタン」という成分が含まれています。

酸化チタンは塗料だけではなく、化粧品や食品添加物などにも用いられる安価で安全な物質です。

しかし酸化チタンは雨風や太陽光の紫外線にさらされると「ラジカル(劣化因子)」を発生させてしまう欠点があります。

このラジカルは耐久性を保つため塗料に配合されている樹脂成分を分解してしまうので塗膜が劣化してしまいます。

各メーカーが出しているラジカル制御型塗料はチョーキングと呼ばれる白化現象等の劣化因子の発生を制御する塗料として市場に出ています。


塗料のグレードとして、アクリル<ウレタン<シリコン<フッソのグレードになりますが、ラジカル制御型塗料はシリコンとフッソの間に位置します。

フッソは塗料グレードの最上級ですが塗料自体の価格が高い。

シリコン自体も凄く良質でフッソより安価ですが、その間を切り込んだラジカル制御型塗料は我々塗装業もお客様も大満足にしてくれる夢のような塗料です。

樋口塗装の塗り替えに使う材料(屋根、外壁)はラジカル制御型塗料をノーマルパターンとしています。予算の都合上シリコンやウレタンも使用致しますがキッチリとした説明と耐用年数や足場を今後かける費用を含め、お客様が納得されるよう説明させて頂いてます。


近年の多彩なサイディング外壁が主流の中、ベタ塗りは嫌だしと仰るお客様には、ダブルトーンや多彩模様の塗料もオススメしています。


ダブルトーンはこのような意匠性です。

多彩模様はこのような意匠性です。

どちらも自信のある塗装です。

ダブルトーンに関しては形状によって出来るサイディングと出来ないサイディングがありますので、現地調査やメール等の写真確認でご説明させて頂きます。


次に、雨樋、シャッターボックスや雨戸、玄関ドアや鉄部等の付帯物の塗料選定。

こちらはシリコン塗料又はウレタン塗料を使用しています。

1液性の物も場合によっては使いますが、基本は2液の物を使います。臭気が少ない弱溶剤と呼ばれる塗料用シンナーで希釈する塗料です。

グレードとしてはシリコンに軍配は上がりますが、キッチリとした工程を踏めばあきらかになる程の差は無いかと思います。

溶剤塗料は車関連を多く手掛けている関西ペイント様のセラMシリーズを使用します。耐久性、艶、仕上がりを見ても粒子が非常に細かく非常に綺麗な仕上がりになります。


塗料選定は大変難しい事です。一見簡単そうに思われますが耐久性、下地がどうなっているか、後に起こるであろう剥離や膨れ等を考えて選定しないと後々大変な事になりお客様の不信感や不満へ繋がります。

お見積りの段階で我々はご説明とともに明確な塗料選定をしております。



質問や気になった事があれば、お気軽にお問い合わせ下さい。樋口塗装のダイレクトメールにてお願い致します。