こんばんは。
梅雨入りですね。
そして首都圏もいよいよ来週末から県外移動が可能になりそうです。
新型コロナの感染者も検査数が増えている割には出ていないので
第二波は秋冬あたりになるのかな、と思ったりしています。
ヤマダイ食品は4月の売上が63%減、
5月も既存は65%減と
新型コロナの影響を思いっきり受けておりますが
この状況は3月に想定できていて
早急に資金調達の目処を立てたことできました。
4月1日に全員の雇用は守ること、
そして月給は100%補償すること、
を宣言して社内緊急事態宣言を出したことは
ここで紹介しました。
惣菜業界で家庭用を扱っているメーカーさんは
新型コロナが追い風になり業績が好調だった模様、
業務用の我々の業績はグダグダ、
その中でもヤマダイ食品は最も影響を受けた一社だったことが
業界アンケートの結果わかりました💧
今、世の中では人員整理の嵐が吹き荒れていますが、
私が誰も人を切らず
給与を100%補償した理由は
とてもシンプルなものでした。
業績が悪化したほとんどの企業が
人員削減を実施する最大の理由は
人件費が最大のコストだからです。
それを削減することで利益を確保する、
ごく常識的な手法です。
僕が今回これを実施しなかった、
というかこれまで一度も人を切ったことがないのは、
利益に対する認識が今の常識と少しズレているからだと思います。
僕は悪い意味で商人という言葉が苦手です。
お金儲けという言葉も苦手です。
理由は知能が低すぎると感じるからです。
そういう人たちと一緒にして欲しくない、と思います。
企業を維持するために利益はもちろん必要です。
これは否定しません。
でも、それは僕が息をしないと生きていけない!という次元の話で、
そもそも、それが出来なければ経営者になるべきではない、と思います。
出来て当たり前、だと考えています。
では企業が継続する目的は何のか、
という話になると今日の主題とズレるので省略しますが、
僕が人を大切にする理由は
うちのみんなを従業員だと思っていないから、です。
普段も従業員、という言葉は嫌いなので使いませんが、
緊急事態なので4月からは敢えて「従業員の雇用を守ることを最優先にする」
と社内で発言してきました。
これまでの放任主義を一時的にやめ、
トップダウンで僕が指揮をとりました。
では従業員とは何か、
それは、まずすべき仕事があって、
それをするために雇われた人のことを言うのだと思います。
なので従業員は顔・名前ではなく番号や人数で管理されます。
それが僕は苦手、という話です。
今回の戦略を実施した中でも
自分の人生として
人を切るとかはないな…と。
そこだけは妥協せず生きようと考えています。
それぞれに個があり
その個性を尊重する上で組織編成をして
全員の努力の全てが無駄にならず最大限の成果につなげていく、
そういう発想で会社を経営しています。
理由は、
世界的企業になるために、
グループを財閥化するには、
それが一番の近道だからです。
もちろん
全員が豊かになるためにも
それが一番の近道だと考えています。
そして想定通り、
ご心配をおかけした業績も
戦略がうまく行き
頑張ってくれた社員さんも多く
4月の前年比37%、5月の47%、に続き6月は58%前後と
おかげさまで回復傾向にあります。
もちろん、既存客ベースでは今月も60%近くの減ですので
ここから既存が戻ってきた時点で
回復はもちろん
これまで以上の成長軌道になると想定しています。
まだどうなるかはわかりませんが、
人を個として認識し、
それぞれの努力が成果に結びつける、
そのためには人が多い方がいい、そう考えています。
お金儲けをするには大変厳しい環境になっていると思いますが、
人を軸にして経営するには成果が出やすい環境になっている、
ということも事実だと感じています。
僕はみんなの力を借りて
みんなの協力を信じて
新型コロナのマイナスを利用して
大きく飛躍する戦略を取りました。
今年度も一年間で前年超の光が見えてきました。
それ以上に来年以降の成長は
劇的なものになるのが楽しみです。
まだまだ回復途中ですし
既存の戻りが想定より悪いのですが
成果が予想以上に出てきていますので、
少しこんなことを書いてみました。
過去とまわりは変えられない、
変えれるのは未来と自分だけ。
結局、
うまく行くことは変わらない、
宿命は変わらないのか、、、と2008年と同じことを感じました。
もっと強くなって
もっと大きくなって
もっと世の中に貢献しなさい
そう言われていたような2ヶ月半だった気がします。
そして個人的には
この期間だけでも
ふたまわりは成長出来たと思いますので
お言葉に甘えて
令和を象徴するような大成長を遂げてみようと思っています。
こういうの、最初に言っておかないとリアリティがないので、、、
書き留めておきました。
今、ヤマダイ食品にいてくれる皆さん、
本当にありがとう。
びっくりするような未来をお見せしますね。
ご期待ください。
それでは、また来週もよろしくお願いします!