こんにちは。
日本はシルバーウィーク突入です。
うちの会社はシルバーウィーク前のバタバタも終わったのか
かなり静かになった気がします。
この一カ月は
シルバーウィークで平日が少ないことに加え
10日ほど休みをとって海外にいっていたこともあって
いつも以上に内容のある平日を過ごさせていただいていました。
お盆明けから今まで事務所にもほとんどいなかったので
社内の皆さんにはご不便をおかけしました。
申し訳ありませんでした。
そのかわりに、
飛行機や新幹線などでの移動中を利用していろいろ調べたり研究したこと、
そしてすごくお会いしたかった方々とお話する機会を得てその中で学んだこと、
がたくさんあります。
その一部を紹介させていただきます。
まずは中国経済が難しい状況になっている本当の理由とその影響について。
中国経済が2年ほど前から実質成長が止まっていることは
電気消費量・貨物輸送量などから推測されていたのですが
ここにきてこの状況が一時的な処置で解決できる次元のものではなく
問題はかなり深刻であることがハッキリしてきました。
今の中国経済の問題は挙げれば山ほどありますが、
この全ての原因になっているのが、どうも地方政府の巨大な債務のようです。
中国の名目GDPは2008年には4.5兆ドルでした。
それが2014年には9兆ドルまで拡大しました。
7年で2倍以上になったんです!
すごい成長力・・・これがリーマンショック後の世界経済をけん引しました。
これだけみると「中国ってすごい!」という話なのですが
ここでの大きな問題は
GDPの成長よりもGDP比での債務の増加の方が大きかったということです。
要は政府が借金をしてお金を調達して
そのお金で公共工事や都市開発をしまくってしまい、
その結果、経済は成長したものの債務も膨大なものになってしまった、
ということのようです。
道理で中国のいたるところに高層マンションの群れはあるが人がほとんど住んでいない、
そんなゴーストタウンが続出してしまうわけです。
中国で物事を考えるポイントは、
中国の中央政府(中国共産党)と地方政府(各省)には
別々の権限があるということです。
今、問題になっているのは、
中央政府ではなく、地方政府の借金問題でした。
このカラクリについてはさすがにここには書けないので、
ヒントだけ書かせていただきます。
それがLGFVという存在です。
ご興味がある方はこれを調べてみると
なかなか刺激的な実態が見えてくるかもしれません。。。
そして中国経済減速の影響を世界で最も受けそうなのは
日本でも米国でもなく、ドイツっぽいです。
ドイツの主要企業の中国依存度は
日本や米国の比にならない高さです。
例えば、トヨタを抜いて自動車販売台数世界一になったVWの中国依存度は
なんと32%を超えています。
ドイツには中国経済減速に加えて
移民受け容れ問題も抱えることになりました。
戦争が起こると難民がうまれます。
今まで知りませんでしたが
ドイツはその移民を受け入れる文化が仕組みとしてあるんですね。
A町は○人、B村は△人、という感じで
市町村ごとに人数を割り振りして
移民をちゃんと受け容れているなんて、、、
そりゃみんなドイツにいきたいはずですよね。
でも今回の移民の人数は
受け容れ能力を大幅に超えてしまっています。
そうなるとフランスの国民戦線のような右派政党が対等するのが歴史の常。
ドイツの選択という極右政党?の支持率が
フランスの国民戦線同様に、上昇しているという現象が起こっています。
特に現状のような世界的に供給力過剰の状態で
建築や土木などの仕事が減っている中では
白人肉体労働者自体の収入がすでに減少傾向にある中で
移民を受けいれてしまうことは
さらに収入減少・失業率上昇に拍車をかけることになりかねません。
今回日本が安保で関係強化をしてしまった国のK和党という政党は
戦争をビジネスと考えているフシがありますので、
自国以外で戦争をすれば自国の利益?なんて発想で動いてしまうかもしれません。
ウクライナ問題ではアメリカ・フランスはやる気満々、
ドイツはロシアと話し合いたいと足並みもそろっていませんし、
欧州については今後さらに注目していく必要があると強く思いました。
そしてドイツのもう一つの問題は
日本・中国もまったく同じ問題があるのですが、
地方から都市への人口の移動に拍車がかかっていることです。
都市は
人口が70~80万人くらいだと
ラッシュアワーもなく
渋滞もせず、ゴミもそこまで出ず、
うまくコントロールできるそうです。
ドイツはこれを上手に運営していたそうなのですが
ここにきてベルリンの300万人はもちろん
ハンブルク、ミュンヘンが100万人を超えてきて
都市コントロールが危うくなってきたようです。
特に東ドイツの農村の人口減が一気に進んでいるようです。
そんな中で世界と日本の株式市場が調整で終わるのか、
それとも暴落してしまうのか、
リーマンショック後の現象をみる限り、
世界の株式市場が実体経済に与える影響は大きいので、
今後も注視していかねば!と感じています。
こんなことを考えている中で
オーナーでかつ社員4000人を雇用する創業者の方に
お時間をいただきお話するチャンスを頂きました。
目からウロコな2時間だったのですが、
その中で一番学んだことは、
やはり方法論ではなく、
考え方・発想力こそ企業力の源泉の可能性が高いということでした。
実際に自力で個人資産が100億円を超えるまでになっている方々の共通点は
皆さん「いい人が多い」ということです。
面倒見がいいというか、
人がいいというか、
優しいというか、
本当にいい人が多いんです。
この方もそうでした。
しかもめっちゃ教えてくれるんですよね。
実際に仕事をされていたのですが、
ものすごくアナログで安心しました。
「ありがとう」をちゃんとカタチにしていることも
共通点でした。
デジタル時代だからこそアナログに価値が出るんだと確信しました。
僕も引き続き実践することと、
新しく実践する習慣をいくつか決めました。
でもコロンブスの卵だったのは
郵便物の処理の仕方でした。
これは早速導入試験を始めてマネさせて頂くことにしました。
世界経済がどうなったとしても、
僕にとって重要なことは、
ヤマダイ食品とその関連会社で働いているみんなとその家族を
しっかり守れる強さをもつことだとわかった一カ月でした。
そのためにさらに自分自身が成長する必要があると痛感した一カ月でもありました。
一度きりの人生です。
我々が成長した分だけ
日本という国が豊かになる。
そう自他ともに認めていただける企業になりたい、
と心の底から思いました。
ひとつずつ、
一歩ずつ、
その理想に向かって前進いようと思います。
とはいえ僕にはあまり力もないので
皆さんのご協力、、、が全てです。
今後とも懲りずによろしくお付き合い下さいませ。
最後に、素敵なシルバーウィークをお過ごしください!
日本はシルバーウィーク突入です。
うちの会社はシルバーウィーク前のバタバタも終わったのか
かなり静かになった気がします。
この一カ月は
シルバーウィークで平日が少ないことに加え
10日ほど休みをとって海外にいっていたこともあって
いつも以上に内容のある平日を過ごさせていただいていました。
お盆明けから今まで事務所にもほとんどいなかったので
社内の皆さんにはご不便をおかけしました。
申し訳ありませんでした。
そのかわりに、
飛行機や新幹線などでの移動中を利用していろいろ調べたり研究したこと、
そしてすごくお会いしたかった方々とお話する機会を得てその中で学んだこと、
がたくさんあります。
その一部を紹介させていただきます。
まずは中国経済が難しい状況になっている本当の理由とその影響について。
中国経済が2年ほど前から実質成長が止まっていることは
電気消費量・貨物輸送量などから推測されていたのですが
ここにきてこの状況が一時的な処置で解決できる次元のものではなく
問題はかなり深刻であることがハッキリしてきました。
今の中国経済の問題は挙げれば山ほどありますが、
この全ての原因になっているのが、どうも地方政府の巨大な債務のようです。
中国の名目GDPは2008年には4.5兆ドルでした。
それが2014年には9兆ドルまで拡大しました。
7年で2倍以上になったんです!
すごい成長力・・・これがリーマンショック後の世界経済をけん引しました。
これだけみると「中国ってすごい!」という話なのですが
ここでの大きな問題は
GDPの成長よりもGDP比での債務の増加の方が大きかったということです。
要は政府が借金をしてお金を調達して
そのお金で公共工事や都市開発をしまくってしまい、
その結果、経済は成長したものの債務も膨大なものになってしまった、
ということのようです。
道理で中国のいたるところに高層マンションの群れはあるが人がほとんど住んでいない、
そんなゴーストタウンが続出してしまうわけです。
中国で物事を考えるポイントは、
中国の中央政府(中国共産党)と地方政府(各省)には
別々の権限があるということです。
今、問題になっているのは、
中央政府ではなく、地方政府の借金問題でした。
このカラクリについてはさすがにここには書けないので、
ヒントだけ書かせていただきます。
それがLGFVという存在です。
ご興味がある方はこれを調べてみると
なかなか刺激的な実態が見えてくるかもしれません。。。
そして中国経済減速の影響を世界で最も受けそうなのは
日本でも米国でもなく、ドイツっぽいです。
ドイツの主要企業の中国依存度は
日本や米国の比にならない高さです。
例えば、トヨタを抜いて自動車販売台数世界一になったVWの中国依存度は
なんと32%を超えています。
ドイツには中国経済減速に加えて
移民受け容れ問題も抱えることになりました。
戦争が起こると難民がうまれます。
今まで知りませんでしたが
ドイツはその移民を受け入れる文化が仕組みとしてあるんですね。
A町は○人、B村は△人、という感じで
市町村ごとに人数を割り振りして
移民をちゃんと受け容れているなんて、、、
そりゃみんなドイツにいきたいはずですよね。
でも今回の移民の人数は
受け容れ能力を大幅に超えてしまっています。
そうなるとフランスの国民戦線のような右派政党が対等するのが歴史の常。
ドイツの選択という極右政党?の支持率が
フランスの国民戦線同様に、上昇しているという現象が起こっています。
特に現状のような世界的に供給力過剰の状態で
建築や土木などの仕事が減っている中では
白人肉体労働者自体の収入がすでに減少傾向にある中で
移民を受けいれてしまうことは
さらに収入減少・失業率上昇に拍車をかけることになりかねません。
今回日本が安保で関係強化をしてしまった国のK和党という政党は
戦争をビジネスと考えているフシがありますので、
自国以外で戦争をすれば自国の利益?なんて発想で動いてしまうかもしれません。
ウクライナ問題ではアメリカ・フランスはやる気満々、
ドイツはロシアと話し合いたいと足並みもそろっていませんし、
欧州については今後さらに注目していく必要があると強く思いました。
そしてドイツのもう一つの問題は
日本・中国もまったく同じ問題があるのですが、
地方から都市への人口の移動に拍車がかかっていることです。
都市は
人口が70~80万人くらいだと
ラッシュアワーもなく
渋滞もせず、ゴミもそこまで出ず、
うまくコントロールできるそうです。
ドイツはこれを上手に運営していたそうなのですが
ここにきてベルリンの300万人はもちろん
ハンブルク、ミュンヘンが100万人を超えてきて
都市コントロールが危うくなってきたようです。
特に東ドイツの農村の人口減が一気に進んでいるようです。
そんな中で世界と日本の株式市場が調整で終わるのか、
それとも暴落してしまうのか、
リーマンショック後の現象をみる限り、
世界の株式市場が実体経済に与える影響は大きいので、
今後も注視していかねば!と感じています。
こんなことを考えている中で
オーナーでかつ社員4000人を雇用する創業者の方に
お時間をいただきお話するチャンスを頂きました。
目からウロコな2時間だったのですが、
その中で一番学んだことは、
やはり方法論ではなく、
考え方・発想力こそ企業力の源泉の可能性が高いということでした。
実際に自力で個人資産が100億円を超えるまでになっている方々の共通点は
皆さん「いい人が多い」ということです。
面倒見がいいというか、
人がいいというか、
優しいというか、
本当にいい人が多いんです。
この方もそうでした。
しかもめっちゃ教えてくれるんですよね。
実際に仕事をされていたのですが、
ものすごくアナログで安心しました。
「ありがとう」をちゃんとカタチにしていることも
共通点でした。
デジタル時代だからこそアナログに価値が出るんだと確信しました。
僕も引き続き実践することと、
新しく実践する習慣をいくつか決めました。
でもコロンブスの卵だったのは
郵便物の処理の仕方でした。
これは早速導入試験を始めてマネさせて頂くことにしました。
世界経済がどうなったとしても、
僕にとって重要なことは、
ヤマダイ食品とその関連会社で働いているみんなとその家族を
しっかり守れる強さをもつことだとわかった一カ月でした。
そのためにさらに自分自身が成長する必要があると痛感した一カ月でもありました。
一度きりの人生です。
我々が成長した分だけ
日本という国が豊かになる。
そう自他ともに認めていただける企業になりたい、
と心の底から思いました。
ひとつずつ、
一歩ずつ、
その理想に向かって前進いようと思います。
とはいえ僕にはあまり力もないので
皆さんのご協力、、、が全てです。
今後とも懲りずによろしくお付き合い下さいませ。
最後に、素敵なシルバーウィークをお過ごしください!