しばらくぶりでございます。

気がつけば一カ月も更新をさぼっておりました。。。

年始は仕事始めから二週間で約60社ほどの得意先様にお伺いしていました。

東京、名古屋、大阪、九州を各地の営業担当者と一緒に、

お昼ごはんを食べれない日も多くありましたが、

たくさんの方々とお話ができて、

とっても有意義な時間を過ごしておりました。

そのあとは海外出張が一本あり、

帰国後も得意先様はもちろん、

関係諸団体の新年会や会合に出席させていただいておりました。

一月はひたすら生の情報交換をさせていただき、

人と会い続けていた一カ月でした。

二月に入り、

本格的に来年度の事業計画づくりをスタートさせており、

来年度以降の新事業・新企画・新商品のタネまきを中心に時間をつかっています。

そしてお会いしたい方々にアポをとり、

山盛りの質問したいこと帳とともに、

質問攻めの会食を繰り返しております。

本も一日一冊以上のペースで読んでおり、

先週末も本屋に長期滞在して数冊を厳選しようと思ったら

数冊完読してしまったりしていました

今月はひたすら考え事をしているせいか、

いつも以上に大きめのドジを多発させながら生活をしております。。。

そして、やっと、来年度の事業発展計画書の構想が大枠で固まってきました。

内容はさておき、

僕が会社経営をしている中で、

役に立っていることをここで少しおすそわけします。


1.物事を考えるために最低3時間のまとまった時間を確保すること

僕のような正社員でまだ100名程度の企業規模の会社でも「急ぎ」の用がよくあります。

今、自分が抱えている仕事を

「急ぎかそうでないか」と「重要かそうでないか」の2つの軸で物事を仕分けすると

A 急ぎ     かつ    重要
B 急ぎ     ではあるが 重要ではない
C 急ぎではない が     重要
D 急ぎではない かつ    重要ではない

の4つに分けることができます。

Aは最優先で処理する必要がありますし、

Dは暇なときでさえ、する必要がありません。

気をつけなければならないことは

B>Cとなってしまうことです。

そんなに重要ではないのですが急ぎであるというのの一番が

どこか知らない人からの電話です。

人が集中して物事を考える場合、

最低3時間必要なんだそうです。

なので1時間集中していたときに「樋口さん、電話です!」と誰かに声をかけられた時点で

しかもその電話が新規の売り込みの電話で「あっ、僕はいないって言って!」と返事をしただけでも

集中はまた最初からやり直しになってしまうのだそうです。

なので考える時間を1時間×3回だから3時間!なんていうのも

あまり意味がないのだそうです。

僕が尊敬する経営者の方のほとんどが

この「まとまった3時間という時間の塊(かたまり)」を

確保するためにいろんな工夫をしています。

僕の場合、

ここで以前触れたかもしれましたが、

僕のオフィスに固定電話はありません。

あとは「今は急ぎでも話しかけないでね、どうしても!の時は○△としてね」

ということがルールになっています。

「沈黙は思考の母」と教えてくれたのは

歴史作家で上智大学名誉教授の渡部昇一さんです。

経営の大家であるドラッカーも同じ内容のことを言っています。

誰とも話さず

ただひたすら考える時間をつくる。

その時間のひと塊は最低三時間以上にする。

会議なども時間は誰かの都合よりも

この塊を中心に組み立てること。

これは社員からしてみれば「わがままな経営者」ですが

経営者の役割を果たす上で

みんなの頑張りを成果につなげて

みんなで豊かになるために

経営者として絶対に必要なことだと思います。

出張で長時間フライトの時も

CAさんに「いまから3時間は誰も僕に話しかけないようにしてください」

とお願いするようにしています。

善意の「お飲み物はいかがですか?」が

「あれ?何考えていたんだっけ・・・」になったりします笑

一流と呼ばれる成功者の方々のパートナーが

一般の基準で気がきく方よりも

少々いい加減で放任主義でほっておいてくれる方が多いのにも

こんな理由があるからなのかもしれません。


みんなの全ての努力を成果につなげるために、

経営者は集中すべきだと思います。

もし業績が厳しいと思っていらっしゃる経営者の方がいらっしゃれば、

この方法、ぜひオススメです。


うちの会社の実績からいくと

前期比で10%くらいの成長は実現できると思います。


何かひとつのことを考えるとき

「三時間の塊」をたくさんつくること

その環境を確保すること

事業計画を作成する上で有効な手段の紹介でした。



それでは皆様、よい週末を!