論理的に思考する
この一年で僕が努力して身に付けた習慣のひとつです。
論理的の反対にあるのは「直観的」だと思います。
直観はほとんどの場合、
ドタ勘と同じかもしれません。
「なんとなく怪しい・・・」
女性の恋愛の場合の第六感はドタ勘のように思えますが
これは「(表情・態度・やさいさなどなどが)いつもと違う」という洞察力からくる感性なので
直観ではなく論理的思考に入るように思います。
「直観」と「感性」は別物です。
ビジネスでも「なんかおかしいな」「なんだか怪しいな」と感じることはあります。
それはその人の言動に依るものです。
僕が「危ないな」と思う時のほとんどは
理屈が総論から始まっている時です。
例えば
「世の中、景気が悪い」
「失業率が多い」
「自民党が政権をとったから・・・」
などから始まるのが総論です。
ここから始まる結論のほとんどに価値はないです。
あと初めてお会いするのに自分の人脈を口にしてしまう人の話。
これはその人の話の内容のほとんどが実態の10倍以上に誇張されていると考えるべきです。
「知り合いが社会的地位のある方とつながっていて・・・」
という話をされる方がよくいらいっしゃいますが、
知り合いの知り合いは他人ですので関係ありません。
特に偉い人または有名人の親族の知り合いがいることで
目の前のその人に対して僕は価値を見出しません。
社会的地位のある方にお世話になっていたり
仲良くしてもらっていても
本当に仲が良くなった方にしかその話はしないものです。
知り合いと友達とお願いできるレベルともこれまた違います。
要は本人がどういう方なのか。
社会的信用があるかないかの判断基準で
弊社場合ですと信用調査機関の第三者評価も重視します。
これが全てではありませんが、
この精度はかなり高いと感じます。
帝国データバンクの経営者評価欄には
業界歴、経営歴(代表取締役歴)という評価基準があります。
これは以前も触れましたが、
3年未満
3年以上10年未満
10年以上
というたった3つのシンプルな区分けですが、
これは登記簿謄本で確認されているだけに、
その業界で10年以上かつ代表取締役歴も10年以上という方が経営している会社は
やはり安定感もあり信用できる方だと判断させていただくようにしています。
僕もヤマダイ食品の代表取締役歴は10年を超えていますが、
26歳から代表取締役会長を名乗らせて頂いておりますが
登記変更を28歳までしていなかったため
やっと、最近、代表取締役歴が10年を超えた次第です(苦笑)
どうでもいい話を長々と書きましたが、
ここまで読んで頂いた方だけに重要なこと・・・というか
僕が今年学んだことをお教えします。
論理的に思考するという時に重要なことは
全てを具体的にすること、、、だと思います。
例えば「居酒屋さんを新規開拓します!」と言いますが
居酒屋さんはたくさんあるようで世の中には一軒もありません。
全てのお店には名前があり経営者や店長、スタッフ、メニューが異なり、
それぞれに特徴があり個性があります。
なので「居酒屋さんを!」ではなく「○△というお店の□☆店」まで具体化した時に
初めて具体的な作戦で営業ができるのだと思います。
こんな調子で商品開発も
「☆◎というお店のメニューの凹ページにこんなメニューがあればいいとお客さんとして嬉しいので」
という話で全てを具体的に進めるようにしています。
もちろん成果は小さいですが、
うちはこの作戦をとりたくて新卒のみを採用し続けて、
人数を地道に増やしてきました。
この積み重ねで積み上げた成果は安定的であり
結果として会社も個人も力がつきます。
うちの会社の営業も開発も企画も
全てを具体的に行うリスクは
「その人の替わりはどこにもいない」ということです。
営業も開発も企画も
僕にとっては労働力ではなく仲間なので
ずっと長くいてもらうことを前提にしていますので
「替わりがきかない仕事をしてもらうこと」で
お取引先様に価値ある商品・サービスを提供させていただくこと
を思考しています。
なのでほぼ全員が有給をほぼ100%消化している、、、
という稀な会社になっているのかもしれません。
論理的であるために重要なことは全てを具体的にすること
だと思います。
「世の中の全てが論理的で合理的である」ことはありません。
これは歴史を学べばすぐにわかることです。
だからこそ直観や感情ではなく論理的に思考しないと
制限がなくなり破滅に向かってしまうのかもしれません。
具体的な材料だけで論理的に思考する、
オススメです。