「人間に年齢があるのに似て、組織にも、そして国家にもある。


この場合の年齢は、肉体上というより、精神の年齢を指すのはもちろんである」(塩野七生著 日本人へ)より



読書をしていて


久しぶりに塩野さんのこの言葉に出会った。


初めてこのような言葉に出会ったのは10年くらい前だったような気がする。


僕もまだ経営者の駆け出しだった時なので、


「そんなものかな」くらいにしか感じなかったけど、


ヤマダイ食品の経営をするようになったり、


自分で会社を創ってみたりしてからたった13年の月日が経っただけなのに、


たくさんの会社や人々の栄枯盛衰を見てきた今、


少し感じ方が変わった気がする。



僕が好きで勝手にまとわりついているいわゆる重鎮たち(おじい様たち)の中に


大学の名誉学長のN氏がいらっしゃる。


その方から


「人間、始めることさえ忘れなければ、いつでも若くあれる」


という言葉をいただいたことがある。


塩野七生さんの言葉と連動させることができる。


僕はまだ小さな小さな成長をしただけなのに、


それでも新しいことを始めるのを億劫に感じる時があったりする。


なぜかはわからないけど、


安住の地を得ると人は守りに入ってしまうのかな、、、と思う。


でも新しいことを始めるのを止めてしまい


今いるところに立ち止まってしまうことは精神的に老いることであり、


それは衰亡への道を歩むことをになってしまうのかな、、、と歴史オタク的には思ったりする。



組織も、


会社も、


国家も、


老いる。


そして衰退し滅亡する。


これが歴史の事実だ。


この国にいいたいことは山ほどあるけど、


その前に自分のことだ。


この国は我々の国で、我々がこの国であるのだとしたら、


自分が精神的に若くあればいい。


会社としてもそうだけど、


個人としてもそうありたい。


去年は将棋を始めて日本将棋連盟で三段になったし、


今月からはサーフィンを始めたから、


精神的にはまだまだ若いかな。。。


よし、明日からもガンガン新しいことを始めてやる!!!