帝国データバンクが発刊している日刊帝国ニュースというものがあります。


企業破綻などの情報が搭載されているのですが、


最近、倒産件数が増加しているのが気になります。。。


僕は本当に運よく今の立場にいれるだけの人間でして、


何度か厳しい状況に追い込まれてきたのですが、


僕がそこで運よく生き残れたのは「破たんを前提にして事業をしていなかった」ということだけなんです。


まわりからは「もっと贅沢すればいいのに」と言われ続けてきましたが、


わかりやすく表現すると「収入>支出」という生活をして個人に備えがあったからだと思います。


備えあれば憂いなし、


これは本当だと思います。



実際、


今が破たんを前提にして進んでいるとしても今の豊かさや生活水準を変えることができない、


そんな人たちがいます。


例えば収入以上の支出をしてしまっている人たち。


企業でいうと赤字なのに役員報酬を下げない経営者と報酬が減ったことに不満を漏らす経営者の家族たち。


この方々の特徴は借金が前年比で増えていること。


借金をして今の生活水準を維持しているといつかは破たんすることは誰にでもわかりますが、


この人たちは「今まで大丈夫だったんだからこれからも大丈夫」という訳のわからない理屈で


自分とまわりを言い聞かせてしまっているところが危険です。


この人たちは生活水準が上がってしまい、


必要なものや贅沢が当たり前になってしまっていて、


「そんな収入じゃ生活できない」水準がものすごく高くなってしまっている経済的に肥満体質な人たちなのですが、


こういう人たちは自己管理もできていないパターンが多いので肥満だったり不健康だったりする人たちが多いのが特徴です。


そして負のスパイラルに入るとその体質から抜け出すには相当の努力と労力が必要です。


家庭や企業だけならもし破綻しても国が救ってくれるのですが、


残念ながら今は国家がこの状況になっているので、


個人として企業としてこの状態はかなりリスクが高いと感じています。


恥ずかしながらヤマダイ食品も、


確信犯ではありましたが、


借入を増やしてかなり無理をした時期があったので


この怖さを肌で感じている一経営者としてあえてこのことを書きました。


経営が厳しい企業が増えています。


最後に大切なことは雑草を食べてでも生き残るぞ!という経営者の気合だと思います。


まずは生き残ること。


そのためには経営者自らが報酬をなくし黒字化させることが必須です。


生き残って将来儲かればガッツリ報酬をとればいいと思います。


まずは生き残ること、


そのためにできること・打つ手は無限にあると思います。


厳しい時に経営者仲間に言われたのですが、


個人で生活水準を落とす・事業規模縮小などのリストラは


負けのような気がしますが撤退・退却は負けではありません。



企業は続けることに価値があります。


厳しい環境ですが、


事業家の皆さん、


ここが事業家としての力の見せ所です!


もうひと頑張りしましょう!