GWも終盤、
皆様はどんなGWをお過ごしになりましたか?
僕は一日10時間以上の睡眠とじっくり読書をした休みでした。
震災後からのオーバーワーク気味だったことが影響したのか、
体調不良だった身体もかなり復活できました。
連休中にうちも大型投資を実施したり
震災復興支援についても参加したかったのですが
ここは我慢してゆっくりさせていただきました。
連休中にうちでゆっくりしながら
改めて「3・11以降の日本」について情報を整理したり
今後について思索をめぐらせてみて気がついたことがあります。
それは「今、何をすべきか」を考える前に
「今、何が問われているのか」を考える必要があるということです。
緊急事態への処置はもちろん必要でした。
福島原発問題や避難所で生活されている方がの問題を完全に収束させるにはまだ時間がかかりそうですが、
少し落ち着いて将来のことを考えるべき時なんだと思います。
「何をすべきか」という前に「何が問われているのか」を理解しておかないと
対応策がどうしても目先的な処置になりがちになります。
最近、方法論の議論が目立ちますが、
その前にすべきは「これからこの国をどういう国にしていくか」ということではないでしょうか?
今、考えるべきことは、「30年後の日本をどういう日本にするのか」だと感じています。
テーマが大きすぎて漠然としがちですが、
例えば「30年後には原発を全廃するのか、それとも30年後も原発とともに生きるのか」という話です。
すぐに原発全廃なんてありませんし議論すべき内容ではないと思います。
ただし「30年後、原発をどうするのか?」の議論はできると思います。
これがはっきりさせておかないと踏み出す一歩目が大きく変わってきます。
浜岡原発については首相の決断がありました。
他の原発についても定期点検が13ヶ月に一度の割合であると説明をうけたことがあります。
そこでもった素人の素朴な疑問は、
来年の今くらいまでにほぼ全ての原発が定期点検に入るようですが、
運転再開については地元の理解が必要となっており、
福島原発の現状を知ったうえで原発の運転再開に理解を示す地元がはたしてどれだけあるのだろうか?
ということです。
合意が得られない場合、
電力はどうなるのかな?ということです。
3・11以降、
多くの日本国民の価値観が変わりました。
「経済のためにはしょうがない」と割り切れない方が圧倒的になっていると思います。
もちろん変わっていない人もいるでしょうが、
意識とともに社会の在り方自体が大きく変化するのだと思います。
企業の在り方も同じです。
お金・経済合理性よりも優先すべきことがある、
そんな当たり前のことに我々は気付かされました。
これからこの国をどんな国にしていくのか、
これは30年後、
次世代にこの国を手渡す世代である20代・30代の我々が真剣に考えていくべきことです。
今、それを一生剣命考えています。