昨日の僕の行動に対して、
いろんな方から色んな形でご連絡をいただきました。
ありがとうございました!
あと、支援物資などについて、
状況はそれぞれ異なりますが、
かなり改善されている模様ですし、
今後も順次改善されていくと思います。
そして復興に向けての動きも本格化してくるのだと思います。
また、問い合わせを数件いただきましたが、
支援物資などを送ることはあくまで手段です。
重要なことは具体的に役に立つ必要があると思います。
しかも「自分がしたいからさせていただくのであって、おしつけはNG」です。
神奈川の後輩経営者から連絡がきて、
どうも僕の行動に刺激をうけたらしく
「僕も福島県に救援物資をトラックにつめて来週早々にもっていきます!」
と言っていました。
注意点を2つ話しましたのでここでも書かせていただきます。
①物資の現地での受け渡し方
注意点は「受入先を決めておく」ということです。
受入先をちゃんと確保せずに持っていくと多々問題が発生します。
個々で物資を送るのは支援物資の仕分け作業に時間がかかるなど、
受け入れ側に多大な迷惑がかかります。
物流もほぼ整ってきたようなので支援をされたいという方はぜひここをご参考にされてみてはいかがでしょう?
↓↓↓
僕はたまたま被災地に悪友がいて、その悪友の冷凍庫が奇跡的に助かったことを知り、
そこを受け入れ先として自社製品を自社便で持っていきました。
ガソリンも足りない時ですし、持っていくならトラックをいっぱいにして運ぶべきです。
後輩も数名の経営者が協力して4㌧トラックにいっぱい物資を詰め込んで持っていくようです。
おっ、後輩から今メールがきました。
「福島の災害対策本部と繋がり、本当に助かります。よろしくお願いいたします」と切実に言っていただいたそうです。
各自治体の指示に従い、本当に現地で求められているものを、
求められている方法で届けることが重要だと思います。
それが貢献ではないでしょうか?
福島は原発問題がありますが行ってしまうんだろうな・・・愛すべきバカ後輩です(笑)
②被災地へ入る際の注意点。
僕が実施すべきだと思いトラックで同行した2名に厳命したことは
①救援物資の必要な被災地・避難所で物資輸送者・ボランティアは現地で絶対に飲食をしない(喫煙はありえない)
②断水中の被災地域でトイレは絶対に使用しない
③休憩もするべきではない
④被災地で給油すべきではない
ということです。
それがマナーです。
僕の場合は、17日21時に渋谷で三重からの自社冷凍車を引き継ぎ、
夜中に運転して宮城に18日朝6時に入りました。
物資を宮城県のある市に寄付させていただき、その後帰ってきたわけですが、
高速のGSも経由不足で給油ができず栃木県佐野藤岡ICを降りて給油したのが18日15時でした。
食事は17日の15時くらいに遅ランチを食べてからでしたので24時間何も口にしませんでした。
水分もトイレに行きたくなるといけないのでほぼ飲まず・・・で準備しました。
行きは僕が運転したのですが、高速も一部の区間で隆起している箇所があり、
制限時速50kmなので長時間運転になります。
相当気合と覚悟が必要。
でもこんなことは被災者の方に比べればたいした苦労でもないです。
ちなみにこのミッションを遂行すると
ありえないくらい食事を美味しく感じるという特典と
丸2日過ごすので完徹すると、その後、深い睡眠が得られる特典があります(笑)
ただ、これも徐々に条件は楽になると思います
以上2点は基本中の基本だと思います。
最後に、僕が実際に被災地にいって感じたことは
「お金を介さない直接的な応援をしたい」ということでした。
これはあくまで僕の私見です。
僕が「自分が実際に自分の目で見て感じたこと」でして、
その中ですべきことがこれだと感じました。
恩師からメールに「人は平和時には言葉で動かされますが、緊急時には行動で動かされます。」
という言葉があります。
今、必要なのは言葉ではなく行動です。
なんでもお金で済ませることができる世の中だからこそ、
僕は自分で直接手渡しして激励したいと思いました。
うちの会社の出す年賀状や暑中見舞いの宛名が全て手書きなのと同じ理由です。
個人的に小額ですが寄付もしました。
でも義援金を出してもそれがどこにどうやっていくのか結局よくわかりませんし、
実感がわかなかったんです。
僕の立場上、寄付という選択肢よりもお金の使い方の効果を考えると、
うちのように食糧が安く手に入る食品メーカーが仕入れをして
それを自社便を避難所に提供する方が実際の効果が大きいのでは?と気がつきました。
実際、避難所はモノがあっても、
デイサービス等の施設では食糧不足で食事を出せない状況だったりしているそうです。
一時間半をかけてうちの物資を引き取りにきた施設もあったと聞きました。
未曾有の災害です。
緊急時だけに避難所や施設ごとでの物資の不均衡は起きがちですからそれもふまえて動く必要があります。
そうはいってもたまたま僕は立場上できた話なので
政府に頼らずに義援金が直接何に使われたかわかるような何かいい方法を考えてみます。
スポーツ選手や芸能人だけじゃなくてみんなが
寄附とともにメッセージも送れたらいいなと思います。
動けば動くほど自分の無力さを痛感することになるけど、
一人一人が連携して輪が広がれば
一滴が二滴に、そして三滴にと状況が変わるかもしれません。
今必要なのは「すべきことがする」という具体的な行動だと思います。
この国は我々の国で、我々がこの国ですからね。
みんなで頑張りましょう!