うちの経営計画書の「価値観共有化のページ」の33ページにある文章です。



「今できる努力」


ある時、森が火事になりました。森のいきものたちはわれ先にとにげていきました。


でもクリキンディという名のハチドリだけは、


いったりきたり口ばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは火の上の落としています。


動物たちがそれを見て「そんなことをしていったい何になるんだ」といって笑います。


クリキンディはこう答えました。


「私は、私にできることをしているだけ」。


もちろんハチドリには森の火事は消せない。


じゃあ何もしなくていいのか?


例え99%の努力が報われないとしても、


1%しか報われないとしても、


力を尽くした者にとって、その1%は100%になる。





今朝、福島の美味しいお菓子屋さんの経営者と電話がつながりました。


店舗は閉鎖せざるを得ないようですが、


工場が無事だったので数百人の被災者を受け入れたりして支援にまわっているそうです。


「こっちはみんなで助け合って頑張ってるよ!樋口君、日本人はすごいよ!」


って元気に語ってらっしゃいました。


すごい経営者がまわりにたくさんいます。


東日本大震災に対して、


クリキンディのような努力に対して「うちの団体は今書類をつくって検討しているから、ほかをあたってください」


と言われることがここ数日で本当にありました。


他人事のような発言をされることもありました。


確かに今の僕の努力はクリキンディの努力よりも影響力がないです。


意味がないかもしれません。


じゃあ何もしなくてもいいのか、、、そういう話ではないと思います。


「今週はちょっと東北支援に集中させてくれ」と社内での仕事はほったらかしですが、


幹部たちはこのわがままを理解してくれて協力もしてくれています。


広大な被災地に一滴のしずくを落とすためだけに。


うちの社員にクリキンディのような人材が何人もいることを知りました。


幸せな経営者だな、、、と思いました。


今日もがんばりましょう!