これからの社会のことで
ご質問をいただきましたので、、、
イメージというか、
考えるヒントを書いてみます。。。
ちょっと難しい話になりますのであしからず。。。
まず、僕は「賢者は歴史に学び、愚者は(己の)経験に学ぶ」という言葉を大切にしています。
自分の経験ではなく、
歴史から今を未来を考察する・・・という手法をとります。
もちろん、小林秀雄氏の言葉の通り、
あくまで参考として・・・ですが。。。
歴史から学ぶとすると、
結構参考になるのは、
例えば古代史です。
古代史を考えるとき、
重要なことは「国境がなかった」ということ。
これを入れないとどうも話が見えなかったりします。
今の時代ではありえないっすよね。
でも、
例えば縄文末期当時の日本の人口は30-40万人と言われています。
だから外国から誰か入ってきても気付かなかったりするんだと思います。
当時は青森がもっとも栄えていて、
それでも4000人程度の都市だったと言われています。
そんな日本が日本書記というものを作成したのは、
中国からこの国を独立させるためと言われています。
ちなみに国が独立を認められるためには
・国史
・暦
・御印
が必要で日本書記はその国史にあたるのでは?と言われています。
だから同時期に古事記というものが同時にあるのだと。。。
何が言いたいかというと、
今の社会を大前提にして考えると過去も未来も見えてこないということです。
そして今のこの社会のシステムは未来永劫のものではなくて
たまたま今現在でこのシステムだ・・・ということを前提にすべきだと思います。
携帯メールなんて10年前にはなかったんです。
インターネットは15年前にはこんなに普及するなんて誰も考えてなかった。
そこから考えれば、今から10年後の社会を我々が常識の範囲内で想像すること自体が
相当おめでたい・・・ということになります。
ではどうやって未来を思い描くのか。
未来は勝手に向こうからやってくるのではなくて、
人間が創っていくもの。
それをふまえて歴史を眺めながめると何か見えてくるかもしれません。
僕はソビエト連邦などのいわゆる東側の国家が崩壊したことで、
西側という概念の存在も崩壊するのだと理解しています。
これは歴史的に
「当時主流になっている社会・文化・文明が衰退するとき、
その対極にある反主流の存在がまず衰退し滅ぶ」
ということからきています。
そして新しい概念が出てくると。。。
要は、今必要なことは、
今の仕組みやシステムや国家体制なども
一度すべて忘れて、リセットしてみて、
その上でどうあるべきかを考えるときに来ているのではないか、
そう思います。
歴史は「全てに栄枯盛衰」を義務づけているかもしれません。
あと、
僕の感情として、
貧富の差はなくすべきです。
これは理屈抜き。
ただ結果の平等では国家は成り立たなかった。
ではどういう発想やどういう仕組みがあるのか、
そこに僕たちの存在意義がある、
そう思います。
時代は、社会は大きく変わるでしょう。
それは誰もが感じていることです。
そんな今を、この時代を30代で迎えることの運の良さを感謝します。
未来は自分の努力次第でどうにでもなりますからね。
歴史に貢献しまくれますから(笑)
そういう感覚で次の社会を考えて、
みんなが笑顔になれる社会を模索する、
その一助になれればいいなぁ~と思っています。
ちなみにうちの社是が7つあって、
その最後は「歴史に貢献する企業になろう」です。
ヒントになったかな?
間違いなくなってないだろうな・・・(笑)