息子がある日、保育園の友だちにパンチされて帰って来た。
先生から阻止出来なかったことを謝られたが、そんなこと大したことじゃないと思った。
息子は5歳になったので、やり返さなくて偉かった、自分がされて嫌だったことをしない人は心が強いと話した。
先日、娘が保育園の友だちの顔を引っ掻いて帰って来た。
先生から阻止出来なかったことを謝られたが、行き場のない反省の気持ちで私も謝った。
娘は1歳なので言葉も通じず、どう怒って良いかわからず、とりあえず爪を短く切った。
有難いことにどちらも大事ではなかったけれど、自分の子どもが被害者にも加害者にもなる可能性があることを初めて身をもって知った。
衣食住の世話だけじゃなくこういったことも子を育てることには含まれるのか。
こどもはおとなと比べたらやはりとても不完全なものだ。
私のスケジュールや体調に合わせて動いてはくれない。
だけど、そんな私もどの点をとっても不完全な人間だ。というより、完全な人になど会ったことないし、果てのないそれを神と呼ぶのかもしれないな。
いま、私の時間を子どもたちに注ぐ。
それを愛と言うのだろうと俯瞰できる僅かな瞬間に思う。
俯瞰できる僅かな瞬間に書いておかなければ、仕事や家事ですぐに忘れてしまう。