必殺仕事人2019
瓦屋の陣八郎 演-遠藤憲一
表稼業は瓦職人。
夫婦の仕事人として裏稼業を行なっていたが、妻を亡くして、小五郎たちの仲間に加わった。
勝手気ままな日々を送る風来坊で、博打好きの女好きである。
こういうやる気があるのかないのかわからない、それでいて心の中に熱いものを持っているキャラは、嫌いではないですよ。
仲間たちとはキャラも被っていないし、いいと思いますよ。
瓦を切る鏨で相手の頭蓋骨を斬り、そのあとに砕くという手口。
仲間が依頼人に三番筋の願掛けのことを教えた直後、「それ相応の金が要る」と付け加え、さらに「人助けのつもりで殺しを請け負うな」と忠告をする。
その通りです。
仕事人が情に流されて依頼を受けてはならないのではす。
碌なことにならないですもんね。
依頼人は仕事料を稼ぐために、これまで無償で行っていた等価交換に、手間賃を上乗せすることになる。
その挙句に……ってところですね。
今回の物語のカギとなるのは、江戸の街で物々交換の橋渡しを無償でおこなう青年。
善人を絵で描いたような青年が、老中にもコネクションを持つ大商人の後見を受け、物々交換を商売にしようと決意する。
しかし、その背後には黒い陰謀が蠢いていた……。