必殺仕事人2019 渡辺小五郎
演-東山紀之
今回は東山紀之のコメントをいくつか紹介しましょうか。
2017年に小五郎の義母を演じていた野際陽子が逝去、初参戦となるキムラ緑子との共演について――。
「緑子さんとは今回初めてご一緒させていただくんですけど、とても雰囲気のある方なので、ご一緒させていただく撮影日をとても楽しみにしております」
また、逝去した市原悦子さんが2012年から務めていた本作のオープニングナレーションは、引き続き、市原さんのナレーションを使用することが決定。
「市原さんは本当に優しい先輩でした。ぜひ必殺の本編でもご一緒したかったです」とのコメントを残しています。
本編での共演が叶わなかったことを悔やみながらも、市原さんの声が作品のオープニングを今後も飾ることを喜んでいるようです。
“必殺”の魅力とは――
僕は「必殺仕事人」を見て育ちました。
表現方法は昔と今では違うし、使うものも違ってきてはいますが、恨みをもつ気持ちや、それを晴らしたいと思う気持ちは変わらない。
それを表現するのが、まさに“必殺”のような作品なのでしょう。“必殺”は時代を映す鏡。それを楽しんでいただけたらと思います。
平成最後の“必殺”について思うこと――
平成という時代をあらためて振り返ってみると、たくさんの災害や苦しいこともありましたけれども、そこから立ち直る日本人の強さを見たような気もします。
その“平成”という時代に、僕らの「必殺仕事人」という作品が存在していることに達成感も感じています。
いくつかの別れも経験しましたが、これからの出会いにも期待したい。
そして新しい時代が来て、新しい人たちが新しいことをしてくれることを心待ちにしています。