スカイライダー デザイン画
今回は裏話を。
スカイライダーといえば、空を飛べるセイリングジャンプですよね。
自らの体にかかる重力を軽減することで、自在に空を飛ぶという素晴らしい能力。
最高時速は800㎞/hと、そんじょそこらのライタダーマシン並みのスピードを出せる。
が、作中、あまり有効活用できたとは言い難いのです。
13話以降から、すでにセイリングジャンプをしなくなっていて、強化前で明確に使用の描写があったのは19話が最後。
途中でスカイライダーはパワーアップして、体色が黒から黄緑にかわりましたよね。
そのため、中盤以降は空を飛ぶバンク映像が、殆ど使えなくなったのですよ。
ただし、スカイキックの他、99の技の中には、空を飛んでからかけるものもあり、全く飛んでいないわけではない。
「バッタの改造人間だから、飛んでもおかしくないだろう」というアイディアでした。
が、空を飛んでしまうと、バイクの必要性が無くなってしまいますよね。
しかも、空を飛ぶことが、作劇的に生かせなかったのが、次第にセイリングジャンプをしなくなった理由です。
空中戦があれば生かせのでしょうけど、空を飛ぶ生物モチーフで実際に空を飛んだのは2体だけで、なぜかストレートな鳥モチーフの怪人は出てこなかった。
あまりに便利すぎる能力は、危機的状況を作りにくくなってしまうものですね。
終盤では、本人の口から「俺がスカイライダーであることを忘れたか!!」というセリフが出るなど、ある種のネタにされていました。