「仕事人VSオール江戸警察」
からくり屋の鶴 演-笑福亭鶴瓶
機械仕掛けで動くからくり人形や、仕掛け屋敷の設備などを考案し、商売にしている陽気な男。
言葉遣いから察するに、出身は大坂。
前作でも、同じ「鶴」という名前で笑福亭鶴瓶が登場していますが、同一人物ではありません。
前作は「按摩」、今作は「からくり屋」として活躍しています。
なぜ、「鶴」としたのかが不明ですよね。
違うキャラなので、ほかの名前にすればいいのに、これだと関連性を疑ってしまいます。
今作では自由に硬軟を行き来できる、貴重な存在です。
物語前半、屋敷の侵入者迎撃用のからくり仕掛けという大仕事を成し遂げるのですが、これは仕事人狩りで仕掛けられた罠だったのです。
鶴は何も知らされずに作ってしまったのですね。
これにより、仲間の1人が捕えられてしまい、過酷な拷問の結果、自害してしまいます。
その延長でほかの仲間も市中引き回しの上に斬首。
さらに加代まで火あぶりの刑に処せられそうになるのですが、ここは鶴のからくりで何とか脱出。
前半と後半の鶴のからくりが、しっかりと生かされているところは演出がうまいですよね。
殺しの武器はグリップの付いた竹製のバズーカ砲で、引き金を引いて発射する。
これ、連射が効くのはいいのですが、音が響き渡って、暗殺には不向き。
しかも、弾薬を使用しての殺しなので、弾切れも発生するでしょうから、状況を見極める必要ありですね。