アナザーアギト ジオウVer.
こちらは『仮面ライダージオウ』に登場するアナザーライダーの1人。
全体的な容姿は、原典のアナザーアギトとほぼ同じ。
ですが、違いもちらほらと見られ、常にクラッシャーが開放され、歯牙が剥き出しとなっている点でしょうか。
また口角がやや上向きになっていることから、醜悪な笑みを浮かべているようにも見えます。
色合いもやや明るくなっていて、頭部のクロスホーンが若干大きく、形状もやや異なっていますよね。
人間の生身の部分に噛みつくことで肉体を変化させ、なんとアナザーアギトを作り上げてしまうのです。
つまり増殖能力を持ち、本体以外にも不特定多数の一般人が変身する、異質なアナザーライダーなのです。
変身時は自我がほぼ失われている模様。
唸り声のみで、言葉を一切発さず、理性無き怪物のように描写されています。
増殖個体も一体一体微妙に姿が異なっていて、アギト本編における「アギトにはそれぞれ個性がある」という裏設定を表しています。
また「資格が無い人間が変身する為に、怪人のような姿になってしまう」アナザーライダーの性質を反映させたものでしょう。
力に対する、適性の個人差に応じた姿の変化ともとれる。
総合すると、
「普通の人間が突如アナザーアギトへと変貌した」
「大量に登場する」
「人間が変貌した個体は衣服を身に着けている」
という視聴者の予想を超えた要素が、ふんだんに盛り込まれています。