必殺仕事人Ⅴ 西 順之助
演-ひかる一平
『必殺仕事人IV』より他のメンバーのサポート役に回ることになった受験生。
本作では、オカマの玉助の他に、「許嫁」にまでつきまとわれており、普段はより一層慌ただしくなっています。
裏の仕事では、『必殺仕事人IV』より使用している投石機で、仲間のサポートをするのが担当。
新たに飛距離を調節できる機能が備え付けられた他、標的の刀を奪う電磁石を付け加えて強化させました。
最終回では、これまで同様に仲間を見送ることになりますが、のちに自身も長崎へ留学。
西順之助役のひかる一平が、本作終了をもって一旦シリーズを降板。
番組をハードボイルド志向の強い路線へと転換するに当たり、西順之助の軟派なキャラクター性が作風的にそぐわないと判断。
また、酒席の場でひかるが泥酔の余りに悪態を付いてしまい、それに対して番組スタッフが懲罰的な意味合いから、一時的にレギュラーから外す判断を下した。
などの理由が、一時降板の要因とされている。
その後、ひかるは本作放送終了の直後に上演された、京都・南座公演「納涼必殺まつり」への出演を最後に一旦「必殺」からは離脱。
約1年半後に開始された「仕事人Ⅴ・旋風編」でレギュラー復帰を果たしました。
恵まれた家庭の一人息子として何一つ不足のない彼が、「憧れ」だけで仕事人となる。
本来であれば、未成年の仕事人は、モラル的に大変な問題になる設定ですよね。
だが、もはや一般の視聴者は、必殺を一般時代劇として認知し、この設定を抵抗なく受け止めたのです。
始めはお荷物扱いだったが、場数を踏み善悪で割り切れない裏稼業の真の姿に触れていくうち、徐々に仕事人として覚醒していく。