「仕事人アヘン戦争へ行く 翔べ! 熱気球よ香港へ」 三味線屋 勇次 | 聖 神吾 hijiri-shingoのブログ

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ミステリー作家です。
本来であれば、作家活動の記事をアップするところなのですが、そう毎日毎日ネタもなくて……。
半分、趣味の内容になっています。

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「仕事人アヘン戦争へ行く
    翔べ! 熱気球よ香港へ」
三味線屋 勇次 演-中条きよし
 
「八丁堀とゲジゲジが大嫌い」という勇次は、育ての親であり、自身を導いてくれたおりく以外には心を開かず、仲間にも憎まれ口をたたくため、主水とは度々ぶつかり合う。
 
また仲間から反感を買うこともしばしばです。
 
反面、友人や幼馴染には思い入れが強く、それがもとで仲間たちを危機に陥れることもある。
 
そう、勇次を動かすものは弱者への優しさなのですね。
 
敵への激しい怒りと裏腹に、仕事は冷静、確実に遂行される。
 
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戦法は物陰からの不意打ちで、蝋で強化された糸は勇次の手の代わりを務め、魔法のように敵の首に巻き付く。
 
強みは頭上や背後など相手の死角から遠距離攻撃ができることで、失敗はまずありません。
 
反対に勇次が苦手とするのは、素早い刀さばきで、正面から接近戦を挑んでくる敵。
 
また低所から高所への攻撃も威力が落ちる。
 
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意外と身体能力もあるようで、不安定な舟の上から高く飛んで着地するジャンプ力、高い木の上から飛び降りても、体のバランスを取るクッション性を秘めています。
 
また自分よりも遙かに大きい男と力比べの末に絞め殺したり、2人同時に吊り上げるなど、力技をたびたび披露しています。
 
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女性に大モテの姿と、非情な殺しを遂行する勇次は、柔と剛の使い分けができるところも、一流の仕事人である証明ですね。
 
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現場では手首に巻いて、固定する紐が付いた漆黒の指抜き手袋を装着する。
 
勇次の様式美は、仕事時の衣装や糸の弾き方など、微妙に変化を重ねつつどんどん華麗になっていきますよね。
 
その華麗さに、少し悪徳の匂いを加味した、クールな殺し屋という印象でしょうか。