仮面ライダー風谷(かざや)
こちらは1979年に発表された「絵コンテ漫画仮面ライダー」に登場するライダー。
映画マニアであった石森先生が映画の『絵コンテを萬画化した』という実験的な作品で、風谷光二という男が仮面ライダーになる完全オリジナルストーリー。
1号2号3号でもないし、正式な名称がないので、「仮面ライダー風谷」としてみました。
ご覧のとおり、絵コンテと萬画が混在したスタイルです。
叩き台というのか、ラフスケッチというのか。
注意書きのようなものが ところどころ挿入されるのも絵コンテ萬画の特徴ですね。
これ、かなりのボリュームがありまして、全体で100ページくらいです。
ということは、ちゃんと物語として完結している、ってことですね。
残念ながら自分は未読なので、全体的な感想が述べられません。
主人公の風谷光二は南米で事故に遭い、記憶喪失の状態で帰国したという設定。
謎の男たちに監視されている様子。
テレビを観ていた風谷は、自身が改造された事を思い出し、仮面ライダーになろうとします。
ぱっと見のデザインが1号2号と似ているのは、絵コンテだからでしょうか。
もし映像化されていれば、ちゃんとした仮面ライダーが描かれていることでしょう。
スカイライダーの始まる前ということなので、それに関連してか『重力制御装置』がキーワードになっているみたい。