必殺仕舞人 晋松 | 聖 神吾 hijiri-shingoのブログ

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ミステリー作家です。
本来であれば、作家活動の記事をアップするところなのですが、そう毎日毎日ネタもなくて……。
半分、趣味の内容になっています。

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必殺仕舞人 晋松

演-高橋悦史
 
「大人の男」的人物像で、まさにメンバーの父親的な存在。
 
殺し技は鋼仕込みの腰縄ですが、当初の設定では、水で塗れた赤い和紙を相手の顔に張り付けて殺す技でした。
 
番組予告のフィルムでは、この幻の技は映像化されていたようですよ。
 
いや~、見たかった。
 
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13回シリーズの集大成的な作品で、キャラの配置の妙と設定のシリアスさがマニアの指示を得て、後期13回シリーズで唯一続編が制作されました。
 
何よりも全国の駆け込み寺に寄せられた「女の恨み」を晴らす形式が、必殺本来の頼み人の悲哀を増幅させて、無理のないストーリー展開を可能にしています。
 
 
「新からくり人」を初めとする過去3作で扱われた殺し旅スタイルを継承した上で、民謡や女性ならではの恨み辛みといった独自の要素を付加。
 
旅情と女性的な哀愁を漂わせる作風となりました。
 
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さてさて、仕舞人のナレーションですが、
 
♪箱~根~八里は~
馬でも越すが 越すに越されぬこの世の峠
西が曇れば涙雨 東が曇れば恨み雨
どうせこの世は生き地獄 替わってはらそう女の涙 この世の苦しみ仕舞人
 
ナレーターは中条きよしなのですが、視聴者にしてみれば、「なんで?」と思ったでしょうね。
 
当時、中条きよしと必殺のつながりって、過去の作品に悪役としてゲスト出演した程度で、レギュラー出演はないですからね。
 
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「仕舞人」の放送直前に放送された、スペシャルの「恐怖の大仕事」でも悪役として登場しました。
いきなりのナレーター起用が釈然としなかったと思います。
 
「仕舞人」の放送時は、このあとの「新仕事人」の勇次役で登場するなんてことは、視聴者は知らなかったでしょうから。
 
番組制作側としては、勇次に先駆けての起用だったのでしょう。