![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190627/11/higirishingo/5e/27/j/o0634046414482521675.jpg?caw=800)
必殺剣劇人 お歌
演-二宮さよ子
色香漂う年増女で、「幻の世直し三人組」の行きつけの飲み屋の女将であり、その裏では殺しの依頼も引き受ける仲介役。
裏稼業の仕事料に「三途の川の渡し賃」と称して、四文銭を1枚ずつ三人に渡しています。
本来、三人組は大金持ちで、仕事料など必要ないのですが、やはり私怨だけでの殺しは掟に反します。
職業柄なのか気っぷも良く、わりと面倒見のいい性格で、普段はだらしのない三人組に何かと世話を焼いています。
三人組を憎からず想ってはいるのですが……。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190627/11/higirishingo/ea/bc/j/o0633046214482521682.jpg?caw=800)
中村主水とは旧知の仲であることを窺わせるシーンがあり、裏稼業でのキャリアの長さがうかがえる。
かつては裏稼業の仲間として、主水と組んでいたのかな?
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190627/11/higirishingo/1c/5f/j/o0634046314482521690.jpg?caw=800)
幾度かの番組存亡の危機を乗り越え、娯楽時代劇の傑作としてテレビ界に君臨してきた「必殺シリーズ」も、遂に終焉の時を迎えました。
テレビドラマも、それまでのテーマ至上主義より、ひたすら軽快なシチュエーションのみを追求した、いわゆる「トレンディ・ドラマ」が台頭となっていました。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190627/11/higirishingo/b9/45/j/o0500044714482521697.jpg?caw=800)
このように向かい風を真っ向に受けたかたちの「必殺シリーズ」でした。
が、番組終了に即した現実問題としての内容の空疎化、つまり現代風ドラマの悪弊をそのまま引きずってしまったのも要因でしょうか。
時代の先を行くはずの「必殺」が、時代に追従していたという事実は実に皮肉です。
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190627/11/higirishingo/e6/84/j/o0368050014482521703.jpg?caw=800)
本作は本来の必殺とは一線を画しており、これはスタッフが視聴者を気にせず、一番作りたかった時代劇ではないか、と評価した人物もいました。
これは必殺シリーズ枠でやる事ではなく、視聴者を無視したスタッフの自己満足ではないか、というファンの意見もあり、未だに本作を否定するファンも存在するのですね。