必殺仕舞人 直次郎 | 聖 神吾 hijiri-shingoのブログ

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ミステリー作家です。
本来であれば、作家活動の記事をアップするところなのですが、そう毎日毎日ネタもなくて……。
半分、趣味の内容になっています。

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必殺仕舞人 直次郎
演-本田博太郎
 
坂東京山一座が佐渡へ向かう途中の宿場で出合った、無宿人の若者。
 
陽気で、お調子者だが、義理人情に厚い。
 
旅先で何度もつらい出来事を経験し、仲間に無鉄砲さを戒められながらも、ありったけの情熱と体力、そして持ち前の正義感を活かし、諸国を巡る旅に随伴するのだった。
 
一座のムード メーカーで、台車引きなど、女手ばかりの一座の力仕事も担う。
 
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渡世人に憧れ、腕1本で身を立てようとしていた直次郎の得物は1尺8寸程度の長脇差、通称、長ドスである。
 
日本刀と違って、そりがありませんね。
 
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長ドスは武士ではない階級の者、主にやくざ、渡世人といった侠客、あるいは刀の携帯が許されない身分の者が用いることが多い武器。
 
通常のドスよりも刀身は長く、サイズは一般の武士が持つ脇差に近いが、鍔も柄巻も頭もない、極めて簡素な作りである。
 
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臆病でなおかつ殺陣が居合であるため、原則的に一発勝負の奇襲をかける戦法を好みます。
 
殺しの際に大きなうなり声をあげ、激しい屈伸をするのは、元々臆病な自分の恐怖心と極度の緊張感を抑え、集中力を研ぎ澄ますための運動なのです。
 
完全にド素人の殺し屋で、常にぎりぎりのところで戦ってる姿がいいですよね。
 
 
本作は非中村主水作品の主流となった旅ものの総決算。
 
これに弱き女性の恨み晴らしを加味させ、極力贅肉を削いだ設定となっています。