心理学 と スピリチュアルのあいだー第35話 量子論以上の理論が必要なのかもしれない | バス次郎の徒然なるままに〜無意識の中のもう一人の自分〜

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そろそろ『心理学 と スピリチュアルのあいだ』の「第一部:心理学と自然現象のあいだ」も

終わりに近づいてきました。第一部はあと残り10話ほどです。

第一部の続きは『第二部:こころと心のあいだ』を予定しています。

 

こちらは、第一部でお話しした現象の話しから"心"と"こころ(魂)"にフォーカスした内容の

話しになります。神智学、人智学など魂と意識のつながりについてお話しして行く予定です。

 

第二部の始まりは2月上旬くらいからスタートする予定です。
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<今日お話しすること>

今日は量子論の観点から"意識"について簡単なお話しをしたいと思います。

 

イメージ画像

はじめに

心理学という学問はとても幅が広く奥が深い学問です。

臨床心理学、超心理学、トランスパーソナル心理学のお話しはこれまであまりしてきませんでした。

 

本当はもう少し歴史や現象についてのお話しをしたいところですが、あまり歴史や現象ばかりの記事になるとスピリチュアルブログやオカルトブログと間違われてしまう(既に勘違いされている^^;)ので歴史や現象については取り敢えず第10話までとして、第11話以降ではこれまでの話しを元にさらに心理学的、精神分析学的アプローチより深掘りをしていきたいと思います。

 

今後は医学、物理学、量子力学、人間科学、精神分析学、臨床心理学、超心理学、トランスパーソナル心理学など複数の領域に跨るちょっと変わった心理学のお話しもしていければと思います。

 

ちなみにバス次郎の心理学に対する学派は恩師の教えもあってユング派です。それがいいか悪いかはわかりません。一つ言えることはどの学派に属するかではなく、一つの考え方を体系的に学び探求していく過程に於いて深く洞察することができる言わば拠り所あるいは原点であると考えています。

 

現在のバス次郎の研究テーマは”無意識の心理と感情”ですがユングの元型、共時性、類心的無意識が関わっています。

一つの研究テーマに対してあらゆる方向から追求していく中で思いもかけないことが発見できるのかもしれません。

そんな研究テーマから研究ノートに書かれているメモの一部をこのシリーズでは記事にしています。

 

(関連記事)

 

<研究テーマとの関連>

バス次郎の研究テーマの一つである意識を考える際の原点


”意識”の中には”自己的意識”、”集合的無意識”、”類心的無意識”とよばれる意識がある。

集合的無意識や類心的無意識が覚醒体験とどのように関わっているのだろうか。

 

<精神と物質を具えた人間は何者なのか?>

物質をどんどん細かく観ていくと分子、原子、原子核(電子、陽子)、素粒子といったように素粒子の集まりにより物質が構成されます。

人の身体も物質ですから素粒子の集合体のわけです。
しかも、物質であるにも関わらず、思考し言葉を喋り意識や意志をもって行動することができるのが人間です。

不思議に思いませんか?

 

 

 

<ペンローズの量子脳理論より>

*文字装飾はバス次郎が追記

意識の特徴

脳で生まれる意識
は宇宙世界で生まれる素粒子より小さい物質である。
重力・空間・時間にとわれない性質を持っている。

 

通常は脳に納まっているが人間の心臓が止まると、意識は脳から出て拡散する。

そこで人間が蘇生した場合は意識は脳に戻り、
蘇生しなければ意識情報は宇宙に在り続ける

あるいは

別の生命体と結び付いて生まれ変わるのかもしれない。

 

 

<OR理論>

人間の思考能力アルゴリズム的な計算には還元できないだろうという主張を展開する。

つまり現在のチューリングマシン型のコンピューターでは人工知能は実現できないだろうという主張である。
 

そしてペンローズは、脳内で人間の意識機能を担っている非アルゴリズム的な過程を、量子力学的な現象、すなわち波動関数の収縮過程であるとした。

ペンローズは波動関数の収縮過程(Objective Reduction)は、決定論的で客観的なものであるとし、かつこの収縮過程はアルゴリズムの形では書き下せないものだとした。

このペンローズの言う波動関数の収縮は、一般的な解釈における収縮と区別され、客観収縮(objective reduction, OR)という名で呼ばれる。

ORは量子力学と古典力学の間の境界で起こる基本的なプロセスを記述するものである。
具体的には、量子力学の重ね合わせの状態は、ある客観的な基準に到達することによって、自ら収縮を起こす。脳のようにある基準を満たす形で組織されたシステムでは、ORの際に意識が生じると考えられる。

 

<意識も自然現象であるが・・・>

人間の身体が物質と同等であるならば、それは自然現象と同じように客観的に記述できるのかもしれない。しかしながら、人間の意識や思考というのはペンローズが主張しているように計算に基づかない処理が行われているはずであるとバス次郎も考えています。


知覚、感覚などの甘い、苦い、寒い、暑い・・・などのように人間には優れた感覚があります。しかし、この知覚や感覚というものは人によって感じ方が異なる一面をもっています。

たとえば・・・。
温泉に入る際にAさんは丁度よい湯加減と感じるが、Bさんは熱いという。
この知覚・感覚の差はなぜ生じるのだろうか?

また、同じ問題解決をするにしてもAさんのアプローチとBさんのアプローチに違いがあるように思考過程も異なる。

このような同じ状況下でも人の知覚・感覚や思考には違いが生じるのが人間である。
当然ながらその意識にも違いがある。

思考や意識というものを簡単に自然現象として観察し評価することの難しさがある。
現在の量子論をもってしても簡単には乗り越えられない壁があるような気がしてならないとバス次郎は思うのです。

 

 

参考文献

 

シュレーディンガー, 岡小天と鎮目恭夫. 生命とは何かー物理的にみた生細胞 (岩波文庫). Kindle版. 岩波書店, 2016年.

 

 

 

 

エルヴィンシュレーディンガー, とErwin Schr¨odinger. 精神と物質ー意識と科学的世界像をめぐる考察. 翻訳者: 中村量空. 単行本. 工作舎, 2010年. 

 

 

 

 

ロジャー・ペンローズペンローズ, とRoger Penrose. ペンローズの“量子脳”理論ー心と意識の科学的基礎をもとめて (ちくま学芸文庫). 翻訳者: 竹内薫と茂木健一郎. 文庫. 筑摩書房, 2010年. 

 

 

 

 

ロジャー・ペンローズ. 心の影 1ーー意識をめぐる未知の科学を探る 【新装版】. 翻訳者: 林一. 単行本. みすず書房, 2020年.

 

 

 

今日はこの辺で。

 

どうぞ、これからもよろしくお願いします。

 

 

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