心理学 と スピリチュアルのあいだー第24話 意識と量子脳理論のあいだ | バス次郎の徒然なるままに〜無意識の中のもう一人の自分〜

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* この記事には学術的な記述と曖昧な記述の両方が含まれています.

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こんにちは( ◠‿◠ )

 

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はじめに

心理学という学問はとても幅が広く奥が深い学問です。

臨床心理学、超心理学、トランスパーソナル心理学のお話しはこれまであまりしてきませんでした。

 

本当はもう少し歴史や現象についてのお話しをしたいところですが、あまり歴史や現象ばかりの記事になるとスピリチュアルブログやオカルトブログと間違われてしまう(既に勘違いされている^^;)ので歴史や現象については取り敢えず第10話までとして、第11話以降ではこれまでの話しを元にさらに心理学的、精神分析学的アプローチより深掘りをしていきたいと思います。

 

今後は医学、物理学、量子力学、人間科学、精神分析学、臨床心理学、超心理学、トランスパーソナル心理学など複数の領域に跨るちょっと変わった心理学のお話しもしていければと思います。

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ちなみにバス次郎の心理学に対する学派は恩師の教えもあってユング派です。それがいいか悪いかはわかりません。一つ言えることはどの学派に属するかではなく、一つの考え方を体系的に学び探求していく過程に於いて深く洞察することができる言わば拠り所あるいは原点であると考えています。

 

現在のバス次郎の研究テーマは”無意識の心理と感情”ですがユングの元型、共時性、類心的無意識が関わっています。一つの研究テーマに対してあらゆる方向から追求していく中で思いもかけないことが発見できるのかもしれません。そんな研究テーマから研究ノートに書かれているメモの一部をこのシリーズでは記事にしています。

<今日お話しすること>

前回は「第23話 意識と現実世界のあいだ」について取り上げました。

 

今日は”意識と量子脳理論”と言うテーマでお話ししようと思います。

”量子脳理論”といえばイギリスの数理物理学者ロジャー・ペンローズ。量子重力という数学的真理に「脳に宿る心の本質」を研究している。
量子脳理論こそが意識の成り立ちを解明するものだと主張している。

 


<研究テーマとの関連>

バス次郎の研究テーマの一つである共時性(意味のある偶然)を考える際の原点

 

共時性とは「時間と空間に関して心的に条件づけられた相対性」であることであるから、

共時性の一つである時間を考える場合、その”時間”は”時間認知”が個人的無意識や集合的無意識にどのように働きかけているのかということを考察していかなければなりません。

 

そして、時間知覚と共に感覚や知覚がどのように意識や無意識に作用しているのかということを知っておく必要があります。

* 共時性の説明記事はこちらをご覧ください。

(参考記事)

(参考動画)

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”意識”と量子脳理論

 

心、意識、感覚、感情とか私たち人間にとって目に見えないものが人の生き方に大きな影響を及ぼしている。とくに心や意識と呼ばれるものはその人の生き方そのものを決定づけているのである。

 

一言でツイスター理論を説明するのは難しいですが、敢えていうなら新しい一般相対性理論とでも言えば良いのでしょうか。巨視的世界と極微的世界を相対性理論を発展させてツイスター理論で表現しようとするものです。


ロジャー・ペンローズは次のように述べている>
*黒枠内は引用、文字装飾はバス次郎が追記

量子力学の根底にある基本的な考えを時空構造と融合させようとする試み。
量子力学には根本的に欠けているものがあるわけだから、それを完成させるためには、現在の理論にはない何かが必要です。そこで、私は、「非計算的」な要素を付け加えるというのは、それほど悪い考えではないと思うんです。

もちろん、現時点では憶測にすぎません。ですが、そのような方向が正しいと信じる十分な理由があると思います。つまり、私の考えは、意識を説明するには量子力学が必要だということではないんです。意識を説明するには、量子力学を超える必要があるんです。

 

意識とは何か?多くの偉大な学者たちを悩ませてきた。

ペンローズは”意識”をどのように考えているのだろうか?

彼の”意識”に対する考え方をちょっとだけみてみよう。

 

哲学者の中には、「クオリア」すなわち、「意識」を構成する経験のメディアが、現実の基本的な構成要素となっていると主張する人もいる。たとえば、ホワイトヘッドは、宇宙は、「経験の機会」の集合であると述べた。このような世界観は事実なのだろうか?

 

 

このような検討の結果、私たちは、「客観的な波動関数の収縮」(objective reduction)という新しい物理学に到達する。以下ではこのプロセスを、簡略化して「OR」という記号で書くことにする。

「OR」は量子力学と関係している。また、「OR」は、量子力学と古典力学の間の境界起る基本的なプロセスを記述する。「OR」のスキームの下では、量子力学に波動関数の収縮は次のようにして起る。

すなわち、量子力学の重ね合わせの状態は、ある「客観的な」基準に到達することによって、自ら収縮を起こす。脳のように、ある基準を満たす形で組織されたシステムでは、「OR」の際に「意識」が生ずると考えられる。

 

その可能性を科学的に追求するためには、物理学的現実自体の性質を再検討する必要がある。たとえば、アインシュタインの一般相対性理論によって記述される四次元時空の物理学と、量子力学との関係を再検討しなければならないだろう。

 

私たちは、「OR」は、意識の本質的な属性の一つである「計算不可能性」を導入すると考える。時間的にいえば、「OR」は、瞬間的に起る。それは、時空構造の自己組織化のプロセスの、一つのクライマックスである。哲学との関連で言えば、「OR」は、ホワイトヘッドの言うような「経験の機会」を支えるプロセスの候補でもある。

 

マイクロチューブルは、「チューブリン」と呼ばれる蛋白質のサブユニットから構成されている。私たちのモデルでは、量子力学的な重ね合わせ状態が、チューブリンの中で出現し、そのままコヒーレントな状態に保たれる。そして、ある質量ー時間ーエネルギーのしきい値に達するまで、他のチューブリンの波動関数を次々と巻き込んでいく。

 

こうしたプロセスの結果システムがしきい値に到達したときに、瞬間的に、波動関数の自己収縮、すなわち「OR」が起るのである。私たちは、波動関数の収縮が起る前のコヒーレントな重ね合わせの状態を「前意識的プロセス」と見なし、瞬間的に起る波動関数の収縮を、「一つの離散的な意識的イベント」と見なす。このような「OR」が次々と起ることによって「意識の流れ」が生ずるのである。

 

私たちは、意識的な経験は、時空構造の背後にある物理学そのものと、深く関係していると考える。そして、マイクロチューブルにおける「Orch OR」イベントは意識をめぐる困難な問題に対して、全く新しい、そして非常にユニークで有望な視点を与えてくれると考えているのである。

 

 

ペンローズのいう”意識的な経験”とは何か?
”意識的な経験”こそが ”わたし” という存在そのものにつながっていないか?
物質である脳はどうやって”わたし”が自分であることを知ることができるのだろうか?

次回は”意識と「わたし」”についてお話ししたいと思います。

 

参考文献

 

ロジャーペンローズ, ペンローズの“量子脳”理論ー心と意識の科学的基礎をもとめて ちくま学芸文庫, ロジャー, ペンローズ and Penrose,Roger, 訳 竹内, 薫 and 茂木, 健一郎, 筑摩書房, 2006.

 

 


このお話しの続きは次回以降に続きます。

今日はこの辺で。

 

 

 

どうぞ、これからもよろしくお願いします。

 

 

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