こんにちは
「バス運転士のアルアル」を今年になってからはじめて今回で8回目を迎えました。目標は100回を目指したいと思っていますが・・・、どうなることやら
とりあえず、最初の目標は30回ぐらいかな〜
今日のアルアルは「そこですか?」です
察しの良い方ならこのお題が何か大体見当が付くんじゃないかな?
貸切バスの運転士だった頃のお話しです
ある自治会さんからのご依頼による某県の2泊3日での貸切バスでの運行中のことです
温泉旅館まであと20分くらいのところに来たときのこと。
県道から枝道に入るのは予め調べて知っていたのですが、道幅が本当に狭くてこの観光バスでここ曲がれるの?
添乗員さん:そこ左に入ってください
ぼく:そこですか?
これ大型入れるんですか?
添乗員さん:以前、29人乗りのバスで入って行ったよ
ぼく:このバスは車幅が2.5m、長さが12mですよ
添乗員さん:他に道はありませんし・・・
ぼく:一旦バスから降りてこの先の道路がどうなっているか
見にいくと、左折した先は通れそうな感じです
中型クラスの29人乗りのバスは車幅が2.3m、長さ7mくらいですから・・・
お客様方はすでに出来上がっている状態で何が起きているのかわからないような感じ。いいなぁ〜
とりあえず、切り返ししながらなんとか左折して先を進みます。
2〜3Km走ってようやく目的の旅館に到着
事前に確認した時も添乗員さんや地元の方の話しでは
「大型大丈夫だよ」
「大型トラックだって通るから」
「この前も大型バスできたお客さんもいたから大丈夫よ」
大型トラックとは大型ダンプカーのこと、そして大型バスは29人のりのマイクロバスのことでした
観光バスはトラックと違って荷台の代わりに客席があり客席には大きな窓があります。擦るわけにはいかないんですよ
しかもマイクロバスと12mの観光バスを一緒にされてしまう始末。誰も会社で行った人がいなかったことが全ての原因でした。
話しは未だ終わりではなくこの続きがあります。
それはお客様を降ろしたあとのことです。
旅館にバスを置くスペースがないためバスを近くの駐車場に止めるのですが、旅館の転回スペースがあまりに狭く切り返しの連続。何とか頭の向きを変えて脱出
貸切バスの仕事ってこういうのが結構多かったりします
今日はこの辺で。
どうぞ、これからもよろしくお願いします。