ドッカンはいけません | バス次郎の徒然なるままに〜無意識の中のもう一人の自分〜

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あるときはエンジニア、またあるときはゲージュツ家、そしてまたあるときはバス運転士、その実体は心理学者(臨床心理・人間科学)でもあるバス次郎のブログへようこそ!!

こんにちはニコニコ

 

 

今日のアルアルは運行に関わるアルアルなんですが・・・。

 

ぼくは未だというよりお陰様で経験したことは無いですが、よく経験される運転士の方もいらっしゃいます。これは「ドッカン」という言葉からお分かりになる方には分かると思いますが、絶対にバス運転士がやってはいけないことの話しをしようと思います。

 

 

ダイヤ改正が行われるとこれまでの発車時刻が一部変更になることがあります。

 

 

例えば、今までは 03分・11分・20分・30分・40分・53分 に発車していたバスが、30分から35分に変わったりするなど大幅なダイヤ改正ではない場合に意外と多いのが早発という問題です。

 

 

 

 

これがターミナル駅のダイヤが変わると、会社に向かわれるお客様や会社から帰宅されるお客様に大きな迷惑をかける事になります。

 

 

 

35分に変わったんじゃないの〜プンプン

 

 

35分のバスまだ来ないの〜プンプン

 

 

 

なんていうバス会社の信用に関わる問題に発展します。

 

 

 

いくら点呼の時に運行管理者さんから注意を受けても早発する運転士さんはどこの会社でも必ずいますね。

 

 

 

 

旅客自動車運送事業運輸規則には「早発の禁止」が定められています。路線バス、高速路線バスなどの乗合バスは発車時刻前にバスを発車してはいけない事になっています。

 

(早発の禁止)

第十二条 一般乗合旅客自動車運送事業者は、第五条第一項第三号及び第二項第三号の規定により営業所及び停留所に掲示した発車時刻又は同条第一項第四号若しくは第五号の規定により営業所に掲示した発車時刻前に、事業用自動車を発車させてはならない。

 

 

なので多くの路線バスを運行するバス会社では運転士用のダイヤ表を持たせています。バス停の到着時間、発車時間が書かれたものです。

 

 

 

ところが、道路事情によってガラガラな時があります。

そうすると、普通に走っても3分前にバス停に到着してしまうことがあるので、わざと信号に引っかかったり途中のバス停で引っ張ったりしますニヤニヤ

 

 

 

途中のバス停でさすがに3分、5分なんて他の車にも迷惑なので停車出来ませんから意図的に遅らせて時間を合わせるなんていうことをやりますニコ

 

 

 

いろいろ試行錯誤しながら早発しないように、また、大幅な遅延にならないようにバスを運行しているのですニコニコ

 

 

 

今日はこの辺で。

 

どうぞ、これからもよろしくお願いします。