車間距離とブレーキのお話し | バス次郎の徒然なるままに〜無意識の中のもう一人の自分〜

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あるときはエンジニア、またあるときはゲージュツ家、そしてまたあるときはバス運転士、その実体は心理学者(臨床心理・人間科学)でもあるバス次郎のブログへようこそ!!

こんにちは。

 

 

はじめに・・・、今日は車間距離とブレーキのお話しをしようと思います。

 

 

車を運転しているときに3秒をどれくらい意識していますか?

 

 

 

この3秒とは何のことかと言うと、車間距離のことですが、その前にちょっとだけ教習所で習ったことをおさらいすると、

 

 

 

  停止距離=空想距離+制動距離

 

 

 

空想距離は運転者が危険を認知してブレーキペダルを踏みブレーキが効きはじめるまでの走行距離。

 

制動距離はブレーキが効き始めてから車が停止するまでの走行距離。

 

 

大雑把に言うと、40Km/hで走行している車は25メートル以上の車間距離が必要です。80Km/hで走行している場合には80メートル以上の車間距離が必要になります。

 

 

 

しかし、前を走る車との車間距離って中々難しいものがあって、運転席の高さや車両の形状によって誤認しやすいため車間距離を目測するのは案外容易ではありません。

 

 

そこで距離で測るのではなく時間で測る方法があります。

前の車が通過した地点まで自分の車が何秒後に通過するかによって安全な車間距離を確保しようというものです。やり方は心の中で0・1・2・3・・・と数えるだけです。

 

 

この方法であれば車両形状に依存しないので安全な車間距離が確保しやすいと思います。

 

 

だいたい最低でも2秒必要で3秒が安全な「車間時間」と言われています。

 

 

 

あと、ブレーキのかけ方というのがあります。

バスのブレーキは、乗用車と違ってエアーブレーキですが、乗用車の様にベタって踏むのではありません。

 

 

最初にエンジンブレーキを効かせ、軽くブレーキペダルに足を乗っけて徐々に踏み込んで最後に抜く動作を入れて停止します。

 

 

乗用車のようにブレーキをベタって踏むようなことはしません。踏む力が強いと衝撃が大きくなってしまい(Gが相当かかる)お客様が怪我をする原因(車内人身事故)になってしまうためです。

 

 

よく街中なんかでバスが減速中に乗用車が割り込んくることがありますが、バスは急には止まれないので大変危険なので、このような行為は止めて欲しいものです。

 

 

今日はこのへんで。

 

今後共、よろしくお願いいたします。